ガザ反戦、全米で学生デモ 大統領選控え、政争の具に
【ニューヨーク共同】全米の大学でイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザでの戦闘に反対する抗議デモが広がっている。ニューヨークの名門コロンビア大の学生らがテントを設営して敷地の一部を占拠し、100人以上の逮捕者が出たことで注目を浴び、各地に波及した。大統領選で返り咲きを狙うトランプ前大統領は学生を「急進派」と呼び、バイデン政権批判を展開、学生デモが政争の具になりつつある。 25日、フェンスで囲まれた芝生広場に数十のテントが並び、学生らが談笑していた。食料配給のテントもあり、野外音楽イベントのようだが、パレスチナの民俗衣装のスカーフを身に着け、身元を隠すためにマスクを着用する姿が目立つ。