「サウジの方がもちろん上。フランスはPSGだけ。他は終わってる」C・ロナウドの過激発言にマルセイユ指揮官デ・ゼルビは…
昨季までブライトンで三笘薫と共闘
マルセイユのロベルト・デ・ゼルビ監督が、クリスティアーノ・ロナウドのリーグ・アンを見下す発言に見解を示した。英紙『Mirror』が伝えている。 【画像】“世界一美しいフットボーラー”に認定されたクロアチア女子代表FW、マルコビッチの厳選ショット 欧州を離れ、サウジアラビアのアル・ナスルでプレーしているC・ロナウドは先日、グローブ・サッカー・アワードに出席。その際にこう言い放った。 「サウジアラビアリーグはリーグ・アンよりもちろん良い。フランスにはPSG(パリ・サンジェルマン)しかない。他は終わってる。38度、39度、40度の気候の中でスプリントをしてみれば分かる。サウジでチャンピオンになるのは難しい。 今年はアル・ヒラルが良い感じで、アル・イテハドもリーグトップだ。僕らがチャンピオンになるためには、ハードワークしなければならない。僕はこれまでどこでプレーしてもチャンピオンになってきたし、これからもなれると信じている。多くのゴールとアシストを決め、自分のレベルを維持することでトロフィーを手にしてきたんだ」 昨季までブライトンで三笘薫と共闘していたデ・ゼルビ監督は現在、C・ロナウドが「終わった」と評したクラブの1つ、マルセイユで指揮を執っている。 首位のパリ・サンジェルマンとは勝点7差の2位につけるなか、スーパースターが中東で発したコメントについて尋ねられると、デ・ゼルビ監督は「フランス国外の人々が思っている以上に、リーグ・アンは強いリーグだ」と主張した。 「選手も監督も非常に強いし、スタジアムは満員で、雰囲気も良い。もしかしたらこのリーグは、プロモーションが悪いのかもしれないし、プレミアリーグ、セリエA、ラ・リーガ、ブンデスリーガほど上手くいっていないのかもしれない。これがコミュニケーションの問題なのか、マネジメントの問題なのかは分からない。フランスはサッカーが大好きな国だから、それが正しく評価されていないのは残念だ」 フランスサッカーをリスペクトするイタリア人指揮官は、極めて冷静だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部