【速報】日中首脳会談で石破首相、中国軍機の領空侵犯に「深刻な懸念」伝える
石破首相は、訪問中のラオスで中国の李強首相と首脳会談を行いました。両首脳は、引き続き戦略的互恵関係を推進することを確認しました。 ▼石破首相が「外交デビュー」 韓国・尹錫悦大統領と会談 会談では、両国間の懸案についても意見交換を行いました。石破首相は、中国軍機の領空侵犯について「深刻な懸念」を伝えました。また、中国の深センで日本人男児が刺殺された事件で、事実解明と説明を求めました。その上で、中国に住む日本人の不安が急速に高まっているとして、安心・安全の確保を求めました。 石破総理はさらに、日本産水産物の輸入再開の早期実現を求めました。 また、石破首相は、日中国交正常化を実現した田中角栄元首相の発言を紹介したということです。石破首相は、田中角栄元首相について、「私の政治の師であり政界入りを後押しした」とした上で、田中氏の発言として「日中両国の指導者が明日のために話し合う事が大事だ」との発言を紹介したということです。 中国との関係悪化が進む中、石破首相としては首脳会談を対中外交の改善につなげていきたい考えです。石破首相は、来月に行われる国際会議の場を利用して、中国の習近平国家主席との首脳会談も模索していて、今回の会談を実現にむけた環境整備としたい狙いです。