立憲民主党の枝野代表が会見(全文1)安倍政権あまりにもアメリカの言いなり
民進党は、立憲民主党、希望の党との3党統一会派の結成を目指しているが、枝野代表は否定的な姿勢を示している。 ※〓(音飛び)アッテ**00:05:24〓などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】立憲民主党の枝野幸男代表が会見 外国特派員協会」に対応しております。
枝野代表が考える立憲民主党のアイデンティティーについて
枝野:皆さん、あらためまして、こんにちは。立憲民主党代表の枝野幸男でございます。直近にここに呼んでいただいたのは民進党の代表選挙のときだったと思います。わずかな期間でこんなにいろんなことが起こるとは私自身も思っていませんでした。10月2日に立憲民主党をつくる記者会見をしましたが、そこから1週間で総選挙が〓(音飛び)アッテ**00:05:24〓いう中でありましたので、正直、言って党を立ち上げる決断をしたときには50議席を超えるような仲間を当選させることができるとは思っておりませんでした。今、ご紹介の中でも言っていただいたとおり、アイデンティティーを明確に示すことができたということが今回の結果につながったんだと思っているんですが、実は私自身が訴えていること、主張していることは民主党の時代、民進党の時代と何一つ変わってないつもりでおります。 短い時間で、まず私の思う立憲民主党のアイデンティティーについて、お話をまずしたいと思います。1つは立憲主義をしっかりと貫くという党名にもつながっている考え方です。日本では残念ながら今の憲法の条文を変えるのか、それとも条文を変えることに反対するのかということで、憲法についての議論が長く続いてきました。世代、私まだ53歳と政治の世界では若いほうだと思うんですが、のこともあるかと思いますが、この二元論には非常に違和感をずっと覚えてきています。 私は良く変わる、そして変える必要があるなら変えたらいいし、悪く変えるなら猛反対するという至極、当たり前のことをずっと言い続けてきています。むしろ憲法に関して大切なことは現に存在をしている憲法にしっかりと従って政治を行わなければならないということです。集団的自衛権の一部を行使容認した閣議決定と安全保障関連法制は、明らかに従来の解釈を論理的整合性なく変更したという点で立憲主義の破壊だというふうに思っています。こうしたことを許さないということが、われわれの1つの大きな柱です。 ただ、安全保障の問題だけではありません。例えば今、進んでいる予算編成の中で生活保護の給付を削ろうという動きが出ています。働いて収入を得ている人の所得の低い人たちに比べて、生活保護の給付のほうが額が大きいということを問題にしているようです。生活保護は憲法に規定のある健康で文化的な最低限の生活を保障する、という規定に基づく制度です。その給付額の水準は日本の社会において健康で文化的な最低限の生活と言える水準がどうしたものなのかということによって、判断をされるべきものです。働いて収入を得ても、その水準に達していない勤労者がいるとすれば、むしろそちらを改善することこそが立憲主義に基づく政府の役割であるというふうに思っています。