【MLB】リリーフ左腕獲得を目指すメッツ ディークマンと合意間近との報道 昨季63試合で防御率3.34
米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が報じたところによると、メッツはレイズからFAとなっている救援左腕ジェイク・ディークマンと契約合意間近となっているようだ。「SNY」のアンディ・マルティノ記者はメッツがディークマンに対してベスティング・オプション付きの1年契約をオファーしていることを報じている。ワンディ・ペラルタの獲得に乗り出すなど、救援左腕の獲得を目指していたメッツだが、まもなく救援左腕の補強が実現しそうだ。 現在37歳のディークマンはメジャー12年間で通算662試合(すべてリリーフ)に登板し、25勝31敗15セーブ、179ホールド、防御率3.82を記録しているベテラン左腕。通算ホールド数は歴代12位、現役ではブライアン・ショウ(183)、アダム・オッタビーノ(180)に次ぐ3位の数字となっており、今季の成績次第では現役トップに立ち、歴代トップ10入りを果たす可能性もある。 昨季はホワイトソックスの一員として開幕を迎えたが、13試合で防御率7.94と不振に陥り、5月上旬に解雇。1週間も経たないうちにレイズと契約すると、移籍後は50試合に登板して防御率2.18という見事な活躍を見せた。60試合制の短縮シーズンだった2020年にはアスレチックスで21試合に登板し、2勝0敗、13ホールド、防御率0.42という素晴らしい成績を残したこともある。 メッツは今オフ、マイケル・トンキンとホルヘ・ロペスをブルペンに加え、オッタビーノと再契約を結んだが、ブルペンが右腕に偏っており、左腕はブルックス・レイリーだけという状況。そのため、救援左腕の獲得を目指し、マルティノ記者によると、ペラルタに対して2年800万ドルから1000万ドルほどのオファーを提示していたようだ。ディークマンにも同規模のオファーを提示しているとみられており、メッツはディークマンを獲得できると楽観視しているという。