ジンギスカンに続け!“化石と恐竜”で活性化を 地元スーパーは「恐竜蒸しパン」販売
特集は新たな活性化策です、化石の博物館がある長野市信州新町で、化石や恐竜を街おこしの新たな目玉にしようという動きが出ています。地元のスーパーもそれにちなんだパンを販売して、後押ししています。
県の天然記念物に指定されているシンシュウセミクジラの化石に、「アロサウルス」と「カンプトサウルス」の骨格模型。 こちらはおよそ4万点の化石を保管する信州新町化石博物館。
(アナウンサー) 「『恐竜の街・化石の街』として盛り上げていこうという、信州新町。その発信を担う博物館が、今回リニューアルされました」
信州新町と言えば、名物のジンギスカンに、ろうかく湖の花火大会でなどで知られています。 それらに続く街おこしの材料として期待されているのが、化石や恐竜です。 化石博物館は今年で30周年。これ機に改めてその魅力を広めようとしています。
先日の記念イベントでは恐竜の着ぐるみで競争する、人気の「ティラノサウルスレース」が行われました。 参加者: 「くやし~!!ちょっと追いつかなかったですね。いやー優勝したかったー!」 「恐竜の化石がある地区でこういうイベントは長野県でもやれるんだと思ったので、ぜひまた信州新町でやってほしい」
魅力発信の核となるのが、今回のリニューアルです。 信州新町化石博物館 学芸員・畠山幸司さん: 「こちらがリニューアルオープンした『フォッシルラボ 新町博士の研究室』」 シアタールームだった第2展示室をリニューアル。 化石や地層を映像で学べる他、発掘調査に関する展示が充実しています。
(アナウンサー) 「こちらは長野市で発掘されたクジラの化石の展示です。海なし県・信州はかつては海で、そしてクジラが泳いでいたというのはなんともロマンがありますよね」
これまで企画展などでしか目にすることがなかったこうした化石も常設展示になりました。 信州新町化石博物館 学芸員・畠山幸司さん: 「『信州新町の名物と言えば、ジンギスカン』ということをずっと言われていたんですけれど、化石も名物なんだよと皆さんに知ってもらって、楽しんでもらえれば」 新たな展示室は、12月9日から一般公開されます。