折り畳み自転車が走行中破断 溶接不良でリコール 国民生活センター
折り畳み自転車を数多く手掛ける米「DAHON(ダホン)社」の一部商品で、走行中にフレームが破損する恐れがあるとして、国民生活センターが使用中止を呼び掛けている。 ちょうつがい部分に多数の溶接不良があり、強度が足りないことが分かった。輸入代理店がリコール(回収・無償修理)を行っている。 対象モデルは「Horize Disc(ホライズ・ディスク)」。中国で製造され、輸入代理店「アキボウ」(堺市)が2021年8月~今年1月に734台を出荷した。 昨年4月に40代男性が長野県で走行中にフレームが壊れて転倒。あごを5針縫い、歯が折れる大けがをした。アルミ合金製フレームがちょうつがい部分で破断しており、同センターが同じ製品でテストしたところ、JIS規格の約半分の負荷で亀裂が生じた。 担当者は「外見から不具合は分からない。スピードが出ているときに破損すると重大な事故になる」として、注意を呼び掛けている。 問い合わせ先はアキボウ商品部(0120)557144。