【バスケ】パリ五輪の切符獲得も“パリに行けない”可能性? 第2次ホーバスジャパン初陣はグアム戦
沖縄を日本で一番熱くした激闘から、半年。トム・ホーバスヘッドコーチ率いるバスケットボール男子日本代表が、再び走り始めます。 【動画】バスケットボール男子日本代表 メディアデーで公開した練習の様子 2月22日(木)に行われる、FIBAアジア杯2025予選(Window1)で、グアム代表との一戦に挑む日本代表。2023年夏のW杯以来のホーバスJAPANの戦い、パリ五輪イヤーの初陣を勝利で飾れるでしょうか。
■報道陣の数で感じた“バスケ熱”
W杯で、日本代表は3勝2敗。アジア1位となり、パリ五輪の出場権を獲得しました。東京五輪は、開催国枠での出場。自力での五輪出場は、実に48年ぶりです。 そして、東京五輪は3戦全敗。パリ五輪で勝利を飾れば、1972年ミュンヘン五輪以来、52年ぶりの五輪での勝利です。 W杯での快挙に続き、パリ五輪での歴史的勝利にも、注目が集まります。 その日本代表が2月16日(金)、メディアデーとして合宿を公開しました。 まず驚いたのは、報道陣の数。明らかに、W杯前と比べて人数が増えました。会場に入るために、100人ほどの長い列ができていました。 バスケの盛り上がりは、2024年も衰えることはありません。いや、さらに熱を帯びています。
■パリ五輪なのに、パリに行けない可能性も?掲げた目標「パリで、試合したい」
囲み取材などが行われ、ホーバスHCは、パリ五輪での大きな目標を掲げました。 「セカンドラウンドに行くこと!パリで、試合したいですよ!!」 実は、12チームで争われる1次ラウンドが行われるのは、フランス・リール。フランスの首都・パリからは、北へ約200㎞離れているということです。1次ラウンドを突破しなければ、もちろん、花の都・パリで試合をすることはできません。 4チーム3グループによる1次ラウンドが行われ、各グループの上位2チーム、そして3位の上位2チームの合計8チームが、パリで行われる決勝トーナメントに進みます。 W杯で主将を務めた富樫勇樹選手は、「誰もが目標にしていたし、狙えるところでもある」と話しました。
■カギは3ポイントシュート
W杯の時、日本代表が重視していた攻撃を、一度は耳にしたことがある方も多いかもしれません。それは、「スリーポイントシュート」(以下、3P)です。 W杯での日本の3P成功率は、31.3%でした。ホーバスHCは、「W杯では、ディフェンスを振り切って、ノーマークで3Pを打つシチュエーションは作れた。あとは、それを決めるメンタル!」と、力強く話しました。