【独自解説】国によって違う政治家スキャンダルの『これはアカン!』 玉木代表は“不倫”で謝罪もアメリカではスキャンダルだらけのトランプ氏が圧勝!女性問題・汚職・お金など国や時代背景で変わる“許せない”基準とは?
2016年に起きた朴槿恵(パク・クネ)元大統領に退陣を求める抗議デモの場合、韓国ではすごい盛り上がりをみせました。パク・クネさんも自分の知り合いに便宜を図ったと言われ、結局は失職しました。
ロシアのプーチン大統領は女性関係が派手で、それに嫌気がさして妻に出て行かれたとも言われていますが、それはロシアで全く問題になりません。ロシアで大統領として一番“許せない”のは『弱い』ということです。これはアメリカに対しても、周りの国に対しても“意見が言えない”ということで、プーチン大統領自身もそれをよく分かっており、ウクライナ侵攻のあと、憲法に『ロシアの領土を渡すような人間はダメだ』ということを明記したほど、ロシアでは『強さ』が大事なのです。
■自民党は玉木代表の不倫問題を責めると逆に“損”?不倫スキャンダルで“絶対に”譲れなくなった『178万円』 玉木代表が払う代償とは―
そして、玉木代表の払う代償はどうなるのかというと、永田町では、「玉木代表はこれで“絶対に”交渉として譲ることができなくなった」と言われていて、“絶対”となると交渉相手の自民党もなかなか折り合いが付きづらくなります。
しかし、自民党側もお金のスキャンダルで、国民から制裁を受けました。この不倫問題を責めると、逆に自民党も、「そこしか責める所がないのか」と言われてしまい、そうなると原則通り『なぜ178万円なのか』という法的な根拠を責める方法しか取れません。なので、この政策は、玉木さんにとって譲れないものですが、今回の不倫問題で実際はどうなるかわかりません。 アメリカの有権者たちは、人としてどうかということも大事ですが、“実行できるなら”ということを評価しました。日本の有権者も、この考えに変わってきているような気がしますが、皆さんはどうでしょうか。(『読売テレビ』高岡達之特別解説委員) (「かんさい情報ネットten.」2024年11月12日放送)
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