難聴で両耳が聞こえなくても…四股名どおりの所作“3連続”でファンを魅了 「爽やかに勝った」「ずっと応援してる」反響続々
<大相撲九月場所>◇十二日目◇19日◇東京・両国国技館 序二段の取組で、四股名どおり“爽やか”な所作を連発する力士が反響を呼んだ。ファンからは「爽やかに勝った」「ずっと応援してる」とコメントが続々と寄せられた。 【映像】注目を集めた“爽やか”な所作「3連発」 注目を集めた力士は序二段五十二枚目・爽(式秀)。平成12年(2000年)生まれの24歳で、出身地は静岡県磐田市。地元でチェーン店を展開する「げんこつハンバーグの炭焼きレストランさわやか」を愛しているため、四股名を爽にしたのだという。先天性の難聴で両耳が聞こえない力士としても知られる。 十二日目、序二段五十枚目・氏家(浅香山)と対戦した爽は、1度目の立ち合いつっかけてしまうも、すぐに頭を下げて戻ると、きっちり直立して「すみません」と声を出して審判に一礼。2度目の立ち合いは成立し、頭を下げてぶつかった爽は、潜り込んで右下手を掴み、豪快に下手投げを決めて勝利した。勝負が決した後、倒れた相手を抱え起こす優しさを見せた爽。さらに、所定の位置に戻る氏家に対して、「さぁ、あちらへ」と身振り手振りを交えて誘導していた。勝った爽は3勝目を挙げ、勝ち越しまで残り星ひとつと迫った。敗れた氏家は4敗目を喫した。 つっかけるもきっちり一礼し、勝ってからも相手を気遣う爽やかさを見せた爽。その姿にファンも「爽やかに勝った」「さわやかだなぁ」「爽やかな勝利」「さわやかー」とほっこりしたほか、勝ち越しまで迫った爽に「あと一勝」「がんばれ!」「ずっと応援してる」とエールも相次いで寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
ABEMA TIMES編集部