ベイノアが約2年5カ月ぶりの勝利。海外修行の成果は出し切れずもブーイングを気にしない鋼のメンタルは披露【RIZIN.46】
元RISEウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)が「RIZIN.46」(4月29日、東京・有明アリーナ)で2021年11月以来、約2年5カ月ぶりとなる勝利を収めた。 ベイノアは2021年11月にRIZINでロクク・ダリを破って以降、キックボクシングでは海人、和島大海、MMAでは武田光司、宇佐美正パトリックに敗れ4連敗。現状を打破すべく昨年3月から1年間のアメリカ修行を敢行。今回は2022年大晦日以来の試合だった。 1R、ともにオーソドックスの構え。ベイノアは左の蹴りで牽制。ともに様子見の時間が続く。圧をかけ始めた井上にベイノアはロー、前蹴り。井上は左フックを見せる。井上が前に出て左フック。ベイノアはカウンターで右を合わせる。井上が圧をかけてロー。ステップを使ってかわしたベイノアは左ハイ、右ローを飛ばす。ともに距離が遠くもどかしい展開が続く。井上は右フック、ベイノアは左インローもともにあたりは浅い。ベイノアは右ハイ、左ハイを飛ばすが単発。井上は詰めて左フックもベイノアはガード。ベイノアはロー、関節蹴り。距離が詰まるが、ともにアクションは起こせず。ベイノアは右カーフ。
2R、ベイノアが左ハイ、左ジャブ。井上が前に出てパンチも距離が遠い。ベイノアは右インロー。井上は前に出てパンチから、飛びヒザもベイノアはガード。やはりともに距離が遠め。ベイノアは左ハイから三日月蹴り。ベイノアは三日月蹴りを続ける。井上のフックを警戒するベイノア。パンチの井上にカウンターで左を合わせるベイノア。消極的なファイトに両者に注意が出る。井上は首相撲からヒザ。井上がじわじわと圧をかけるがベイノアは足を使ってかわす。ベイノアは遠めから入って左フック。最後も井上のパンチに左を合わせるベイノア。 3R、やや距離が詰まるが、まだ遠め。井上の左ジャブ、ベイノアのロー。井上の入り際に左ミドルのベイノア。ブーイングも。ベイノアは左ジャブ、左ハイ。井上の左フックにベイノアgあ左フックを合わせる。ともに手数は増やすが単発。井上が詰めるとベイノアはステップを使って交わす。井上がパンチから組み付いてヒザ。離れ際にベイノアが左フック。ベイノアの左ジャブで井上は顔をはらし、右目じりから出血。足を使うベイノアを追う井上。井上が組み付きロープに押し込む。ベイノアは差し返し、離れる。ベイノアもタックルを見せる。残り1分。サイドタックルを試みたベイノアだがこれは井上が切る。今度は井上がタックルからバックを取るが、すぐにベイノアは脱出。最後、打撃を交換する2人だが、ともに決定打は放てず。 難しい判定となったが3-0でベイノアが勝利を収めた。