投資をするならNISA?iDeCo?ゴールデンウィークに考えたい資産運用の話
3月19日、日銀はマイナス金利の解除を決定し、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、PayPay銀行は、その日のうちに金利の引き上げを発表しました。普通預金の金利は20~30倍に引き上げられましたが、そうは言ってもこのインフレ時代、貯蓄をしているだけでは物価の上昇に追いつきません。お金に疎いという今回の相談者・綾子さんも、そろそろ資産運用を考え始めたとのこと。話を聞いてみましょう。 【画像】NISAを使った資産運用、何がそんなにお得なの?
出産祝いがわずか数ヵ月で……!?
私は現在、育休で仕事を休んでいます。夫はもちろん生活費を出してくれますが、細々したものは自分で買っているので貯金は減る一方。休業開始前の賃金の5~7割程度の育休手当が出ますが、子育てにはお金がかかるものですね。わかってはいたものの、最近少し焦り始めています。先日、同じように育休を取っている友人に相談したところ、「投資で増やすのもありかも。NISAなら気軽に始められるよ」と言われました。 その友人は、出産祝いをすぐに投資に回したところ、2、3ヵ月で数万円の利益が出たのだとか。 私はここ数年妊活で頭がいっぱいで、NISAやiDeCoを勧められてもなんだか面倒臭そうという理由でスルーしてきました。ただ、もうそうも言っていられない時期に来ているのかもしれません。 仕事復帰してバタバタする前にお金のことを考えておきたいので、そもそも資産運用にはどのような方法があるのか教えていただけますか?
資産運用で活用したいNISAとiDeCo
資産運用の方法には、株式投資、投資信託、不動産投資、債券投資などがありますが、一般的に、資産を増やすのであれば株式、守るのであれば債券、手間をかけたくないなら投資信託、などと言われています。いずれにしても、資産運用を考えているのであれば、押さえておきたいのが「NISAとiDeCoの活用」です。 NISAとiDeCoの詳細は後述しますが、どちらも資産形成のためのお得な非課税制度で、購入できる商品や目的などが少し異なります。