無念の早期引退となった父に産駒JRA初勝利を届けるか タガノアンファンが初陣
レッドベルジュール産駒のタガノアンファン(牡2、栗東・石坂公一厩舎)が、日曜中京4Rの2歳新馬(芝1200m)でデビューする。 【写真】無念の早期引退となったレッドベルジュールのこれまで タガノアンファンは父レッドベルジュール、母タガノヴィアトゥル、母の父ロードカナロアの血統。父はディープインパクト産駒で、19年にデイリー杯2歳Sを制覇。しかし、続く朝日杯FSで10着に敗れると、その後は一度もレースに使えず、不完全燃焼での種牡馬入りとなった。現2歳の初年度産駒は地方で4頭が走り、2頭が勝利。しかし、JRAでは勝利に手が届いていない。 一方の母系は母と祖母のシャイニンバイパーが未勝利だが、曾祖母のシャイニンルビーは02年のクイーンCの覇者。4代母のシャイニンレーサーは96年のマーメイドSの勝ち馬で、その半弟のフジキセキは94年の朝日杯3歳Sを制している。 そこまで目立つ血統ではないかもしれないが、4日の坂路では4F52秒1-1F11秒9の好時計をマーク。攻め通りなら優に新馬勝ちレベルにある。父にJRA初勝利を届けることを期待しよう。