X Games で 9 個目、今大会3 個目となるメダルを獲得した日本の村瀬心椛。（C）Getty Images

　世界最高峰の招待大会「X Games」（X ゲーム）のスノーボード女子ビッグエアの決勝が１月28日に米コロラド州アスペンで行われ、北京五輪銅メダリストの村瀬心椛が優勝を果たした。試合後Xゲームが公式インスタグラム（＠plus3camelia）を更新。村瀬は前日27日に行われた、スノーボード女子ナックルハックでも優勝しており、今大会２個目の金メダルとなった。Xゲームの投稿にファンからは歓喜の声が寄せられている。 【動画】村瀬が魅せた！　大技「トリプルコーク1980」をチェック 　Xゲームの公式インスタグラムには、スノーボード女子ビッグエアの表彰台の写真と共に、１位から３位までの順位が発表された。１位には、女子ビッグエア史上初となる大技「トリプルコーク1440」を見事メイクした村瀬心椛が94.00点という高得点を叩き出し優勝を飾った。２位には前回大会覇者の岩渕麗楽が75.00点で入賞。３位には71.00点で、18年平昌五輪金メダリストのアンナ・ガッサー（オーストラリア）が入賞した。 　同じくXゲームは公式インスタグラムに村瀬が魅せた大技「トリプルコーク1440」を振り返る動画を投稿。「女性初のフロントサイド1440を含む2つのトリプルコークを武器に、ココモがスノーボード・ビッグエアで金メダルを獲得した」と綴り、村瀬が２つの大技をメイクし、優勝したことを伝え、「19歳の彼女にとって、今大会で３つ目のメダルだ（ナックルハック金メダル、スロープスタイル銀メダル）。同じX Gamesで３つのメダルを獲得した女性は、ココモが誕生する7年前の1997年以来となる」と27年ぶりとなる快挙を伝えた。 　Xゲームの投稿をチェックしたファンからは、「ココモのメダルラッシュ痺れる」「とってもスティージー！」「回転止めるのやばっ」「スタイルがやばい！」「おめでとう！」「かっこよすぎ‼」と、歓喜の声が寄せられたほか、村瀬と同じ「NOMADIK」からスポンサードを受けている元バンクーバー五輪代表の國母和宏が「おめでとー！コウヘイ（スノボ元五輪代表でNOMADIKを手掛ける工藤洸平）と見てたよー！」と祝福のメッセージを送っている。 　また同じく世界最高峰の国際競技大会であるXゲームのスノーボード男子ビッグエア決勝で、右左の両方で「1980（５回転半）」の大技を成功させた、昨シーズンの世界選手権王者で18歳の長谷川帝勝が初優勝を果たしている。 構成●THE DIGEST編集部