「代打いきたいと思ったことも」巨人・阿部監督が振り返る 1年目の苦悩を高橋由伸さんに明かす
監督就任1年目でのリーグ優勝を成し遂げた巨人・阿部慎之助監督。苦悩や1年の振り返りなどを野球解説者・高橋由伸さんのインタビューに答えました。 【画像】巨人・中山礼都選手を指導する阿部慎之助監督 今季は77勝59敗7分けで2位・阪神に3.5ゲーム差をつけリーグ優勝をした巨人。1年で一番苦しかった時期を問われると「やっぱり9月ですね」と回答しました。 リーグ戦では9月中旬で残り10試合近くに差し掛かっても巨人、阪神、DeNA、広島の4チームに優勝可能性が残されていました。そん中阿部監督は選手に見せなかった本音があると言います。「四つ巴から三つ巴になって、阪神がなかなか負けなくてうちも負けられなくて、本当はとても切羽詰まっていた。でも自分がそういう姿を見せないようにやっているのがきつかった」と指揮官ならではの苦悩を明かしました。 また監督1年目をやり抜き、選手やコーチ時代と悩みが違ったかを問われると「やっぱ違いました。選手はとにかくいいパフォーマンスができて打って守って勝てればいいと思っていた。(監督は)それもできない」と当時の思いを説明。 「冗談で(自分が)『代打いきたいな』とか思うときもあるんですけど(笑)」と言って高橋さんを笑いを誘いながらも、「それでも今いるメンバーで優勝争いができていると自分に言い聞かせていました。すごく勉強になりました」と監督1年目の難しさから生まれる本音を告白しました。 (11月22日放送 日本テレビ「news zero」を再構成)