「この判断をいいものに」契約更新のJ1アビスパ福岡・紺野和也「かなり悩んだ」決断
J1アビスパ福岡は26日、MF紺野和也(27)の契約更新を発表した。シーズン中の契約更新発表は福岡では異例。 ■キングがダンスでノリノリ【写真】 同日、雁の巣球技場(福岡市)での全体練習後、取材に応じた紺野は「1回フラットに考えてどうするべきかかなり悩んだけど、柳田さん(柳田伸明強化部長)と話し、いろいろ聞いた中で最終的に決断した。決断したからにはこの判断をいいものにできるようにしたい」と語った。 福岡は5年間指揮してきた長谷部茂利監督が今季限りでの退任を表明。これに伴い主力選手の去就が注目され、今夏行われたサポーターによる人気投票「アビスパ福岡選抜総選挙」で1位に輝いた紺野もその一人だった。紺野は「活躍は常に求められている。監督は代わる中でも自分の長所をしっかり出しつつ、良いサッカーを見せて結果もしっかり求めていきたい」と前を向いた。 いち早く去就を固め、今季残り2試合に懸ける思いは強い。30日は浦和とのホーム最終戦。自身は今季J1リーグ戦で自己最多の35試合に出場し、昨季に並ぶ自己最多タイの5得点をマークしている。 「シゲさん(長谷部茂利監督)のホームラストゲームなので、どんな内容でも勝って終わりたい。あと1点は絶対に取りたい」と力を込める。26日のパス練習では正確なダイレクトタッチのプレーを披露。「自分だけじゃなく、良いコンビネーションをつくってまずは勝つことを最優先に戦いたい」と指揮官を白星で送り出すつもりだ。
西日本新聞社