ジェフ・ミルズが総指揮を務め、「ファセッタズム」の落合宏理が衣装を手掛けるコズミックオペラ「THE TRIP -Enter The Black Hole-」が4月1日に開催
デトロイトテクノのパイオニアであるDJのジェフ・ミルズが総指揮を務める舞台芸術作品「THE TRIP -Enter The Black Hole-」(以下、「THE TRIP」)のワールドプレミアが4月1日に東京・新宿の「ZEROTOKYO」で開催される。 【画像】ジェフ・ミルズが総指揮を務め、「ファセッタズム」の落合宏理が衣装を手掛けるコズミックオペラ「THE TRIP -Enter The Black Hole-」が4月1日に開催
本公演は音楽、映像、ライティング、歌、コンテンポラリーダンス、衣装デザイン、すべてにおいてジェフ・ミルズの総指揮のもと各分野のコラボレーターを迎え入れ、5つの理論的なシナリオで宇宙の神秘に迫る。DJでもライブでもなく、宇宙を題材とした総合舞台芸術、世界初のコズミックオペラだ。
総合演出、脚本、音楽はジェフが行い、その宇宙観/思考をCOSMIC LABが映像演出で拡張する。また、戸川純がシンガーとして参加するほか、コレオグラファー(振付)はコンテンポラリーダンス~デジタルアートと領域横断的な表現で評価の高い梅田宏明、各出演アーティストの舞台衣装はファッションブランド「ファセッタズム(FACETASM)」デザイナーの落合宏理が手掛ける。
「THE TRIP」は、2008 年にフランス・パリで初めてのパフォーマンスが行われ、日本では16年に東京・浜 離宮朝日ホールにて COSMIC LABの映像演出によって作品が拡張された。今回はブラックホールをテーマにした全く新しい作品となり、今後数年にわたって進化を遂げる壮大なプロジェクトの始まりとなる。
落合は「THE TRIP」の衣装について次のように語る。 「もともと私はジェフに対してスタイリッシュなイメージが先行していましたがしたが、コミュニケーションを取る中でユーモアやチャーミングな考えなども知れて、衣装をデザインするにあたり可能性を広げてくれました。衣装に関しては、明確にイメージを伝えていただきました」。
一方のジェフは落合について、「ファッションには大変興味があるので『ファセッタズム』のことは知っていたし、もともと日本のブランドは好きです。私が最も気に入っているのは、⻄洋の古典的なデザインパターンを再考する落合氏の修正主義的なアプローチです。 また、トレンドだけではなく、何度でも『着られる』服を作っています。彼のコンセプトとコレクションは収集すべきアイテムです。つまり、彼の作品には現在進行中のストーリーがあり、ある作品は次の作品に簡単に関連付けることができます」とコメントする。