手書き自動計算や外貨換算も! 新登場のiPad「計算機」アプリのキホン|iPad Hacks
24年秋にリリースされたiPadOS 18では、ついにiPad向けにApple純正の「計算機」アプリが追加されました。同アプリでは単純な電卓機能だけでなく、手書きで記載した計算式の解を自動算出してくれる機能など、いくつかの新機能を新搭載したことがトピック。本稿ではそんな「計算機」アプリの使い方について、概要をチェックしていきましょう。 【操作手順を画像で詳しく見る】
■手書き計算機能を使う手順
手書き計算を利用するには、「計算機」アプリを開いたあと、「計算メモ」の画面に切り替える必要があります。そのためには、「計算機」アプリ画面の左下に表示される電卓のアイコンをタップ。選択肢から「計算メモ」を選択しましょう。 メモアプリのような一覧画面が表示されるので、右下にあるペンのアイコンをタップして、新規メモを作成します。メモの画面が起動したらApple Pencilなどを活用しつつ、計算式を書いていきます。 例えば、「1+1=」と書き込めば、その解として「2」が自動で表示されます。関数なども仕様できるので、「x=1, y=1, x+y=」と記述した場合、解として「2」を表示可能です。また、「$5=」と書けば日本円に換算して「745JPY」のような外貨との計算もできます。 さらに、y=sin(x)のように記述すると、「グラフを挿入」という選択肢が表示されることも知っておきましょう。これをタップすることで、メモ上にグラフを記述できます。
■関数電卓を使う方法
計算機アプリには関数電卓機能も備わっています。iPhoneの計算機アプリでは昔から備わっている機能ですが、iPadでは新登場ですので、併せてチェックしておきましょう。 先述した切り替え手順と同様、「計算機」アプリの画面左下に表示される電卓のアイコンをタップし、「科学計算」をタップ。これで三角関数や指数関数、対数関数などの計算も可能な画面が起動します。 例えば、2024の平方根を求めるといった計算をしたい場合には、こうした画面が役立つかもしれません。
■外貨換算をスマートに
さらに、「計算機」アプリには外観換算機能もあります。左下の電卓アイオンをタップして、「換算」のスイッチをオンにしてから「基本」を選択すればOK。入力した数値を指定の通貨に換算できます。 上段か下段かを指定した状態で、さらに計算も利用できるので、「1247円に1.1をかけたら米ドルでいくらか」のような換算も行いやすいのがポイントです。 ちなみに、画面左上のアイコンをタップすると、それまでの計算履歴が表示されます。「さっき計算した結果なんだっけな?」と確認する際には、こちらの操作をお忘れ無く。
<文/井上 晃>