女性が被害に遭った融資保証金詐欺事件を捜査していたところ…別の投資詐欺被害にも遭っていたことが発覚 約770万円だまし取られる
島根県に住む60代の女性が、同じ時期に別の2件の詐欺被害に遭い、あわせて770万円以上をだまし取られていたことが分かりました。 被害に遭ったのは島根県益田市に住む60代の女性です。 益田警察署によりますと、女性は去年2月中旬、インターネット融資関連会社の入力フォームに個人情報を入力したところ、メールが送られてきたため、相手に言われるがまま運転免許証の写真を送りました。 その後、女性は300万円の融資を受けることになりましたが、相手から、保証料として約30万円、その保証料とは別に約30万円を9日間預けるよう指示され、振り込んだお金はあとで返金すると言われたということです。 女性はその言葉を信じ、言われるがまま、去年2月22日、2回にわたり計約60万円を相手が指定する口座に送金し、だまし取られました。 女性は、融資を受ける予定の日を過ぎても振り込まれなかったため益田警察署に相談し、警察が女性のネット口座を調べていたところ、別のSNS型投資詐欺の被害にも遭っていたことが分かりました。 SNS型投資詐欺については、去年1月下旬ごろ、SNS上に掲載されていた副業に関するインターネット広告をクリックし、「ミサキ」と名乗る者と知り合いになりました。 女性はSNSのメッセージ上で相手とやり取りし、インターネットショップサイトの経営を勧められ、相手から「実際に商品を扱うことはない。仕入れから販売までネット上で行う。商品が売れれば先に販売側が仕入れ金を支払わなければならない」などと説明を受け、その言葉を信じ、去年1月29日から2月21日までの間、28回にわたり、計712万円を相手が指定する口座に送金し、だまし取られました。 警察は融資の申し込みの際、保証料や手数料として先にお金を要求されたり、SNSで知り合った相手からインターネットショップの経営や聞いたこともない投資アプリを勧められたりした場合は、詐欺を疑ってほしいと呼びかけています。
山陰放送