ヤマザキマリさん絶賛【光風湯圃 べにや|福井・あわら温泉】最上級の蟹と極上の湯浴みを
日本の宝である「温泉」を中心に、季節を映し出し、土地の美味でもてなし、心身のくつろぎをもたらしてくれる温泉宿は、日本最高の贅沢のひとつと言ってもいいでしょう。温泉を愛し、豊富な温泉体験をもつ"温泉賢者"の方々に、本当に推薦したい温泉宿を教えていただきました。 今回は「蟹の宿」部門から。福井・あわら温泉にある「光風湯圃(こうふうゆでん) べにや」をご紹介します。 <写真>リニューアル以前から名物である「せいこ蟹ご飯」は、ずわい蟹の雌、せいこ蟹を蒸したもの。※漁期に伴い、味わえるのは12月末日まで。
[蟹の宿]部門|光風湯圃 べにや[福井・あわら温泉]
推薦者:石川愛里さん(「一休」メディア事業部長)、ヤマザキマリさん((漫画家・文筆家・画家)、須田秀子(婦人画報 コントリビューティング エディター) ・ここでいただく蟹は、まさに最高級!朝食に至るまですべてが美味です─ヤマザキマリさん ・客室でも大浴場でも源泉掛け流しの湯浴みを心ゆくまで堪能できます─石川愛里さん 「まさに最高の越前蟹をいただきました。そのほかの料理も、都内の高級料亭に引けを取らないクオリティで、朝食に至るまですべてが美味でした」とヤマザキさん。 小誌の須田も「勉強熱心で、素材のよさをさらに引き出す抜群の腕をもった料理長が手掛ける料理はどれも素晴らしく、運ばれてきた大きな蟹を見て、ここまで来てよかったと思いました」。一度は焼失を経験しながらも2021年に見事に生まれ変わり、一層のおいしさで通をも唸らせる名宿です。 <写真>炭火でじっくりと火を入れる焼き蟹。旨みと苦みのバランスがよい蟹味噌は日本酒とのペアリングで。
「鮮度が命の蟹は、近くの三国港や越前港から生きたまま仕入れます。身質も最高な蟹をゆで蟹や刺し身、焼き蟹で存分に味わっていただきます」と話すのは料理長の村田浩志さん。福井沖は、沿岸部の海底が急に深くなるという地形が特徴。そのため深海に生息する蟹を最短で港に届けることができるのだといいます。 <写真>皿から溢れんばかりの大きな蟹。甲羅の黒い粒は、身の詰まった硬い甲羅に付くカニビルの卵で、これもおいしさと鮮度のよさの証し。