園田競馬生え抜きの強豪・ジンギが引退 橋本師「交流重賞を勝てず…悔しさは残るが感謝」
兵庫県競馬のエースとして活躍してきたジンギ(牡8、父ロードカナロア)が引退することを橋本忠明師が発表した。 兵庫生え抜きの強豪として存在感を示してきた。重賞11勝。20、21年には2年連続となる年度代表馬の座に就いた。 ダートグレードの名古屋大賞典に3年連続で挑戦して4、3、6着。JRA勢を相手に奮闘した。 生涯獲得賞金の2億1253万2000円は兵庫県競馬の生え抜き馬として史上最高額となった。 橋本師は「オーナー(ラ・メール)と相談しまして、いいパフォーマンスができなくなったということで引退させようと思います。このような馬を預けていただいたオーナーに感謝しかないです」と語った。 「一番の思い出のレースは初めて勝った(20年)園田金盃。本当に強かった。交流重賞を勝たせられなかったことに悔しさは残りますが感謝しています。今後はいい余生を送れるよう、みんなでジンギのことを見守っていきたいと思います」と馬に感謝した。 後日、引退式が行われる予定。