沖縄旅行で絶対に訪れるべき名建築といえば?南国感ある市庁舎から隈研吾まで!クセが強めの建築6選
日本の南国リゾート、沖縄。美しい自然やマリンスポーツを楽しむには絶好の旅先。台風の来ない4月は沖縄旅行をする人も増えるのだそう。訪れたい場所はたくさんあるのですが、ここでは視点を変えて建築に注目してみましょう。 【写真集】沖縄旅行で立ち寄りたい!死ぬまでに見ておくべき美しい建築まとめ 沖縄にはその気候や風土を色濃く反映し、名作として知られる建築が数多く存在しています。 今回はそんな建築のなかから、ホテルステイやアクティビティを通じて空間の魅力を直に味わえるものをメインにピックアップしました。 これからの沖縄旅のご参考にどうぞ!
名護市役所
沖縄の建築を語る上でまず外せないのが、象設計集団とアトリエ・モビルの共同体Team ZOOが手掛けた「名護市庁舎」でしょう。 インパクトの強い外観のモチーフは、沖縄本島北部地方で見られる「神アサギ」という祭祀小屋。戦後に駐留米軍が普及させたコンクリートブロックを主な材料として建設されました。 こうした地域性を取り込み、風景に溶け込んでいる様こそが、沖縄を代表する名建築として知られる由縁だと感じます。現在は安全面から撤去されてしまいましたが、南側の壁面に56体のシーサーも設置されていたそうです。 緑に覆われた半屋外空間は閉庁時にも開放され、1981年の竣工から40年以上が経った今も市民の憩い場として親しまれています。ぜひ見学に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。 住所:沖縄県名護市港1-1-1
今帰仁村中央公民館
沖縄県北部に位置する今帰仁村(なきじんそん)の公民館。こちらも同じくTeam ZOOによる設計です。象設計集団はこの建築によって芸術選奨文部大臣新人賞を受賞しました。 竣工は1975年と名護市庁舎よりも古いものの、2020年2月に柱を塗り直し、往時の輝きを取り戻しています。近年ではSNS映えする建物として話題になっているそう。 赤くペイントされたコンクリートブロックの列柱回廊はアイコニックなばかりでなく、風が吹き抜ける快適な半屋外空間として設計されています。 住所:沖縄県国頭郡今帰仁村仲宗根