【ウインターカップ2023】札幌山の手が3Pシュート10本成功、粘る日本航空石川に競り勝つ[高校バスケ]
札幌山の手は1年生 No.14髙橋がチームトップの24得点
12月24日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」女子2回戦、昨年準優勝でインターハイ3位の札幌山の手(北海道1)と日本航空石川(石川2)が対戦。札幌山の手リードで後半を迎えると日本航空石川は3Q 24-16と巻き返し。4点差まで迫ったが、札幌山の手は逆転を許さず。86-69で初戦となる2回戦を勝利した。 【表】ウインターカップ2023女子トーナメント表をチェック 日本航空石川はまずキャプテンのNo.11辰巳緒花が左コーナーから3Pシュートを成功。さらにNo.18アデバンジョ・ブレッシングがリバウンドから決めるとボールマンに対して、プレッシャーをかけて札幌山の手の出だしを挫く。しかし、No.14髙橋優希がフリースローから札幌山の手のオフェンスがよくなっていく。No.8大山瑚南菜がバスケット・カウント、No.7谷口憂花が3Pシュート、プルアップジャンパーを決めるなどで一歩リードを奪う。 日本航空石川はNo.18ブレッシングがリバウンドに得点にと存在感を発揮。172cmながら抜群のジャンプ力を見せて3Pシュートをブロックしてそのまま速攻を決めるなども見せて追随。バックコートからプレスをかけるなど揺さぶりをかけて相手のリズムを狂わせると、No.25福里寧彩がフリースローで、No.18ブレッシングがインサイドで得点し、クォーター終盤に19-17と逆転。それでもクォーター終了間際、札幌山の手はキャプテンのNo.4巻朋花が3Pシュートで、No.5栗林瞳がポストプレーで、No.14髙橋優希がミドルシュートで連続得点。24-21として1Qを終えた。日本航空石川No.18ブレッシングは1Qだけで14得点、11リバウンドとダブルダブルをマークしている。 2Q はシュートの取り合いに。札幌山の手はドライブからキックアウトで3Pシュート、インサイドでのポストプレーで得点。日本航空石川もNo.25福里、No.1森田のアウトサイド、No.18ブレッシングのインサイドと偏ることなくシュートをセレクトする。札幌山の手がわずかにリードして進めるとNo.8大山の3Pシュート、No.7谷口のインサイドなどで連続得点。残り5分半から11-2のランを作り、47-34でハーフタイムを迎えた。 早めに差を詰めたい日本航空石川はディフェンス強度を高めてターンオーバーを引き出すとNo.51白崎朱浬が3Pシュートで、No.18ブレッシングがインサイドで得点。残り4分で54-58と点差を詰める。ここで札幌山の手はNo.7谷口が3Pシュートを決めると早い展開からNo.8大山がレイアップを決めて再度引き離しにかかる。それでもクォーター終盤はまたも日本航空石川の流れに。リバウンドからの早い展開でNo.1森田、No.25福里が決め、このクォーターは24-16。札幌山の手の63-58で最終クォーターを迎える。 4Qは立ち上がりから一進一退の攻防に。札幌山の手はNo.14髙橋、No.8大山が決めてリードを広げようとすると日本航空石川はNo.18ブレッシング、No.51白崎が決める。しかし、手数で勝る札幌山の手が72-62と2桁リードを作って残り4分を切る。残り3分18秒、日本航空石川はインサイドの要となっていたNo.18ブレッシングがファウルアウトに。それでもキャプテンのNo.1森田がインサイドでねじ込み、No.51白崎も3Pシュートを決めて望みを繋いだが、札幌山の手は武器である3PシュートをNo.14髙橋、No.18松口杏那が決めてリードを広げて86-69で初戦となる2回戦を勝利した。 勝利した札幌山の手は10本の3Pシュートを成功。1年生No.14髙橋がチームトップの24得点をマークし、No.7谷口が21得点、No.8大山が19得点とWエースも活躍。日本航空石川はNo.18ブレッシングが両チームトップとなる33得点、20リバウンドをマーク。No.1森田が12得点、No.51No.51白崎が10得点。No.18ブレッシングのファウルアウト、さらにキャプテンでNo.11辰巳が2Q終盤にコートを去ると後半出場できないトラブルが痛かった。 ---------------------------------------------------------------------------------- 「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」 (略称:SoftBank ウインターカップ2023 / ソフトバンク ウインターカップ2023) ■開催期日:2023年12月23日(土)~29日(金) ■会場:東京体育館(A,B,C,D,Mコート / 東京都渋谷区千駄ケ谷1-17-1※メイン会場)、武蔵野の森総合スポーツプラザ(E,F,G,Hコート / 東京都調布市西町290-11※サブ会場12月23日のみ) ■出場校:男女各60チーム(計120チーム)