「これは普段使いでも便利!」自転車声優・野島裕史が提案する、日常生活に取り入れるべき“便利な優秀自転車アイテム”とは?
声優界随一のサイクリスト・野島裕史がパーソナリティをつとめ、自転車をテーマにお届けするTOKYO FMのラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。2月25日(日)の放送では、ドリンクボトルやサイクルウェアのほか、野島が普段使いできる便利な自転車アイテムを紹介しました。
◆車や電車移動にオススメのサイクルボトル
野島:今回のテーマは、“普段使いできる自転車アイテム”です。僕は日常的に自転車に乗ったり、自転車レースに出場したりしていますが、そうやって自転車を使っていると自転車専用のアイテムが知らず知らずのうちに増えていきます。 例えば、チェーンロックやライト、ヘルメットなどですね。ただ、そうしたものを使っていて、「おや? これは普段使いでも便利じゃない?」と思うことが多々あります。 というわけで、「これは新コーナーになるのかな!?」という予感を抱きつつ、今回は普段使いにオススメの自転車アイテムをいくつか紹介していきたいと思います。 まずは、長距離ライドや自転車レースには欠かせない給水用のアイテム“サイクルボトル”。自転車レースをご覧になったことがある方は見たことがあると思いますが、レーサーがレース中に自転車を漕ぎながら給水するサイクルボトルは意外と便利なんです。 サイクルボトルをご存じない方のために特徴をお話しますと、ペットボトルや水筒のようにフタの開け閉めをしなくても済むというのが最大の特徴です。本体は柔らかめのペットボトルみたいな感じで、ギュッと押し込むと中の水分が出てくる仕組みになっており、ロードレース中にペダルを漕ぎながら飲めるように作られています。 そして、もうひとつの特徴が、ボトルを落としたり、倒したり、逆さまにしても中の水分が全くこぼれ出てこないんです。これはなかなか優秀で、普段使いにも便利なんじゃないかなと思います。 具体的にどんなシーンで使えるかといいますと、まずは車。運転中はペットボトルや水筒だとフタの開け閉めをする際、ハンドルから手を離さなければいけなかったりするので危険ですし、そもそも無理。そして、赤信号などで停止中にフタを開けようにも意外と時間がかかって(信号が)青になってしまったり、ちゃんと閉め直していないのに運転しなければいけなかったり、こぼしてしまったりした経験をした方は少なくないんじゃないかなと思います。 そんなときにサイクルボトルが便利なんですよね。開け閉めしなくてもいいですし、倒れてもこぼれない。慌てることなく安全運転できるという点で、自動車の運転にはオススメです。 また、先日気づいたサイクルボトルの使い方もあります。少し前に声優自転車チームVOICYCLEメンバーで自転車声優仲間の伊藤健太郎(イトケン)くんと自転車イベント「TAMANO Cycling&Food」にお呼ばれして岡山に行ったとき、彼は新幹線に乗る前に買ったお茶をサイクルボトルに移していたんです。 そうすると電車内での不意な揺れだったり、電車のテーブルにぶつかっても飲み物をこぼさずにいつも安心していられるんです。「なるほど! サイクルボトルは電車の中でも便利だな」と思いました。新幹線だけでなく普通の電車でもペットボトルで水を飲んでいる方がいらっしゃいますが、サイクルボトルのほうが便利なんじゃないかなと思いました。 欠点としては、温かい飲み物に対応しているものが若干少ないことと、炭酸系の飲み物にもあまり対応していないかなというところがあります。とはいえ、すぐに飲めて、倒してもこぼれないという部分では、普段の生活でも取り入れることができると思いますので、興味を持った方はぜひ普段使いをしてみてはいかがでしょうか。