ソフトバンク和田毅投手引退 島根・浜田高時代のチームメートらねぎらう
5日に現役引退を表明したプロ野球ソフトバンクの和田毅投手(43)。出身の浜田高(島根県浜田市)関係者たちは43歳まで活躍し続けた「最後の松坂世代」をたたえ、ねぎらった。 和田毅投手の浜田高時代の活躍を伝える中国新聞紙面や写真 「年々進化して、あと1、2年は続けると思っていた」。1年生の秋からバッテリーを組み、ともに甲子園へ2度出場した同市職員田中寿さん(44)はこの日未明、本人からLINE(ライン)で連絡を受け、驚いた。「誰よりも走り込んでいた。衰えを感じさせなかったのは努力の成果」とたたえる。控え投手として一緒に戦った島根中央高(川本町)野球部部長の小松原研さん(44)も「高校時代も意識が高くひたすら努力していた。ファンとしては残念」と振り返った。 監督として和田投手を指導した同部統括顧問の新田均さん(67)は「プロの世界で40歳を過ぎて、よくぞここまで頑張ったなと。『お疲れさま』と声をかけたい」と目を細めた。 弟で同部監督の和田誉司さん(41)は「将来的には日本全体、島根の野球界を盛り上げてほしい」。浜田高卒業生の久保田章市・浜田市長も「指導者として第2、第3の和田選手を育ててほしい」と期待した。
中国新聞社