「同じピッチで世界一が夢」 浜野まいかと小山史乃観、なでしこでの“初共演”へ
26日に国立競技場で開催される『MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024』で、韓国女子代表と対戦するなでしこジャパン(日本女子代表)は、22日に2日目の練習を実施した。 海外組が続々と合流し、23日に合流予定だった田中美南も間に合ったため、23名全員が練習場に姿を見せた。小山史乃観と、この日追加招集が発表された塩越柚歩はジムでコンディション調整。初日の練習から参加している8名に加えて松窪真心が強度を上げたミニゲーム形式のトレーニングを実施し、残りの選手は合流初日ということでランニングやストレッチなど軽めのメニューをこなした。 今回のなでしこジャパンでは2004年以降生まれの選手が8名入っているが、同学年の浜野まいかと小山は、久々に同チームでプレーすることになる。 両選手はセレッソ大阪堺レディース(現C大阪ヤンマーレディース)に在籍。下部組織からともにプレーし、トップチームでもプレーした。その後は異なる所属クラブとなったものの、2022 FIFA U-20女子ワールドカップではチームの準優勝に貢献している。同大会後、両選手はなでしこジャパンに招集されたが、同じ試合でピッチに立つことは叶わず。今回の試合でともに出場すれば、なでしこジャパンとしては初めて同じピッチに立つことになる。 浜野は、「本当にうれしい」と素直な気持ちを口にすると、「セレッソのときからずっとやっていて、ずっと一緒にサッカーがしたいと言っていて、こういう場で一緒にできることは本当にうれしいですし、(松窪)真心とかもU-20ワールドカップで戦ってきたり、エリート(JFAエリートプログラム)でも一緒にやってきているので、楽しみです」と、心待ちに。 小山も、「(浜野とは)何かがあったときにコミュニケーションを取る感じですけど、ワールドカップのときも応援してくれて、最後の決勝戦の後もメッセージくれてましたし、パリオリンピックのときは自分がメッセージしたり。自分にとっては支えにもなっている存在なので、そういう人とまた同じピッチでプレーできることはうれしいです」と、こちらも喜びを隠さない。 「お互いに目指していた場所」(浜野)であるなでしこジャパンの新たなスタートとなるが、「同じピッチで世界一というのは夢」(小山)に向けて、まずは若い世代が突き上げ、チームの層を厚くし、競争力を高めて世界一を目指す姿勢を見せている。
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