子どもがミスから学ぶ力を身につけるためには? 不正解だけを集める「ブラックノート」の効果
効果的な学習法と修正力
暗記の際に、一気に行うのではなく、分散型学習を取り入れることで、修正力を高めることもできます。細切れの時間で学習し、その都度自分の理解度を確認しながら進めることで、効果的に学習内容を修正していくことができます。 勉強ができる生徒は、最初は与えられたことを徹底して行いますが、次第に自分で決めたことを実行し、自分を客観視して改善すべきところを見つけては、改善していきます。親が子どもに自己決定の機会を与え、自分で学習計画を立てさせることで、こうした修正力を自然に育むことができるのです。 このように、修正力は、単に間違いを訂正する力を意味するわけではありません。自分の行動や思考を客観的に見つめ直し、改善するための力と言えるでしょう。やがて、子どもは自ら学び続ける力を得て、自己成長をし続けるようになるのです。 ここが大事:自己分析の機会を与え、日常生活での経験を通じて修正力を育てよう
須合啓(学習塾STUDY HOUSE代表)