オイシックス橋上秀樹前監督「うちだけコールドゲームを…」2軍参入1年目を総括
今季限りで退団し、来季から巨人1軍作戦戦略コーチに就くオイシックス橋上秀樹前監督(59)が5日、今シーズンを総括した。 球団としても新たな挑戦となった1年だった。 今季は、NPB2軍のイースタン・リーグに新規参入し、1年目は126試合で41勝79敗6分けで最下位(8位)。球団として目標としていた「勝率4割」には、3割4分2厘と届かなかった。 しかし、ホーム戦に限れば33勝28敗3分けで勝ち越すなど、爪痕は残した。 指揮官は「もっと苦戦すると思ってた。シーズン前は本当にもっともっと大変な試合を、お見せしちゃうんじゃないかと。うちだけはコールドゲームを作ってもらいたいと思ってた」と胸の内を明かした。 一方で、「それを考えると、1年間多くは勝てませんでしたけど、負けにしても見応えがあるというか。私としては本当に選手たちは十分にやってくれたと思っている」と予想以上の手応えもあった。 見つかった課題についても言及した。NPBレベル対応するための個々のレベルアップはもちろん、「練習環境、そういったものはやはり必要になってくる」と話した。 球団の専用グラウンドはなく、秋季練習中の現在は、県内の各球場を渡り歩いている状況で、屋内練習場もない。指揮官は以前に「正直育成するには厳しい。特に若い選手たちは大変だと思う」と話していた。 練習環境面については昨年からも協議されており、池田拓史社長は「屋内練習場の問題は、大きな経営課題の1つだと思っている。個人的にも力を入れて取り組みたい課題。来年には具体的な形を皆さまにお見せできるような年にしたい」と話した。