TREASUREの恋愛に不慣れな初々しい姿にキュン死「愛おしすぎてどうしよう」<TREASUREのシャイニング・ソロ>
日韓のメンバー10人から成るK-POPボーイズグループ・TREASURE。2020年にデビューした彼らは、アジアツアー全公演が完売し、日本での初のライブツアーでは韓国アーティスト史上最多となる29万人を動員した。まさしく飛ぶ鳥を落とす勢いの彼らが、ロマンチックバラエティー番組「TREASUREのシャイニング・ソロ」で新たな一面を見せてくれた。番組を配信しているLeminoの韓流・アジアコンテンツの人気作品ランキングでは、2024年3月から2カ月連続で首位を獲得。序盤のエピソードから、その人気の秘密を探っていく。 【写真】ビジュアル破壊力抜群!日本でも人気急上昇中のTREASURE ■アイドルではなく普通の青年として過ごすドキドキの4日間 TREASUREは2020年8月に韓国のサバイバルオーディション番組「YG宝石箱」でデビューし、同年の新人賞を総なめにしたグローバルボーイズグループ。ハルト、アサヒ、ヨシの日本出身メンバーもおり、今年1月から3月には全国7都市を巡る大規模ジャパンツアーを成功させるなど、日本でも人気は高い。そんな彼らが出演する「TREASUREのシャイニング・ソロ」は、3月から全20話が世界複数国で同時公開され、ファンを一喜一憂、ときにはキュン死させたロマンチックバラエティーだ。 同番組の舞台となるのはプール付きの瀟洒(しょうしゃ)な邸宅・TREASUREキャッスル。そこに足を踏み入れたとたん、TREASUREのメンバーたちはアイドルから普通の青年になり、素の自分で過ごすことになる。といっても、メンバーだけのリラックスした旅行やお泊り企画ではない。彼らの最終目的は、もっとも魅力的な“宝石男”の名誉を勝ち取ること。宝石男を選ぶのは、キャッスルにやって来た女性たちだ。メンバーたちは会話や食事を通じて女性たちに魅力をアピールし、獲得した宝石の数=得票数を競い合っていく。 番組は全20話構成。メンバーが5人ずつに分かれ、パート1ではジフン、ジュンギュ、ジェヒョク、アサヒ、ハルトの5人。パート2ではヒョンソク、ヨシ、ドヨン、ジョンウ、ジョンファンの5人が、かつて経験したことのないミッションに挑戦。ライブや動画チャンネルなどでは見られない、初々しい等身大の姿を披露している。 ■女性を前にうろうろする人見知り3人組の姿が愛おしい 第1話では、招待状を受け取った5人のメンバーたちがTREASUREキャッスルに次々と入城。最初にやって来たジュンギュは「ステキな家だね」と興味津々の様子だったが、窓の外に女性が見えたとたん、緊張からトイレへ。他のメンバーもそわそわと落ち着きのない態度に。アイドルグループであるゆえに、家族や仕事以外で女性と接点のない彼らにしてみれば当然の反応かもしれない。 そこへ1人また1人と女性が入城し、計4人の女性がメンバーたちと対面。リビングが静寂に包まれる中、1つ目のミッションである自己紹介タイムへ。ジフンは「僕たちから始めましょうか?」と場をリードするが、ジェヒョクは自己紹介の締めくくりで噛んでしまい、ジュンギュは緊張しすぎてあいさつを4回繰り返してしまうという場面も。 さらにアサヒとハルトにいたっては何もアピールできず、部屋に戻ったハルトは傷心のあまり「僕は寝る」とベッドへ。アサヒは「一緒に寝ようか」と添い寝し、寝不足だというハルトをいたわった。ステージ上での彼らを知る側(ファン)にしてみれば、ここで見る姿は普通の20代の青年たち。最初は女性とのシチュエーションに嫉妬を覚えてしまいそうだったが、なんだか“かわいい推し”を見る気持ちになってくる。 第2話は初めての夕食からスタート。周囲への気配りを欠かさないジフンの周りには自然と女性たちが集まってくる。ジュンギュも緊張がほぐれて会話が弾むが、残る人見知りの3人は固まってうろうろ。あまりの不器用さにクスリと笑ってしまうポイントだ。ここはジェヒョクにとってチャンスの場。美味しいチゲを完成させて逆転を狙おうとする。テーブルについたあとは人見知り3人組も、なんとかアピールする機会をうかがうが、ここで各々の恋愛観が分かる質疑応答形式のシークレットオープントークという、新たなミッションが与えられる。はたして彼らは女心を理解し、「今日の宝石男」に近づけるのか。 ■メンバーの仲の良さと成長が感じられるドラマティックな4日間 一見恋愛リアリティーショーに思えるが、同番組の大きな魅力はそれとは全く違う、初めてのシチュエーションを経験することで成長していくメンバーの姿だろう。たとえば続く第3話では、その日の宝石男に選ばれなかったメンバーたちが、女性たちが残したボイスメッセージを聞くシーンが登場する。 「ステキな声なのにあまり聞けなくて残念」「明日はたくさん話せたらうれしい」という言葉に、アサヒは「そのとおりだと思う。思い返すと後悔がいっぱい」と振り返り、明日は宝石の欠片でもいいからゲットしたいと決意を新たにする。ジェヒョクも「ずっと消極的だった。みんなで集まっているのに2人で耳打ちしていた」と鋭い指摘を受けて目をうるませ、ジュンギュにそのことを打ち明けもたれかかる。 こうした痛い経験を糧に少しずつ積極的になり、笑顔が増えていくメンバーたちの姿は、どちらかというと青春ストーリーを見ているよう。メンバー同士がじゃれ合ったり励まし合ったりするシーンも多々あり、TREASUREの絆も再確認できる。「人見知り男子の成長物語みたい笑」「TREASUREの仲の良さや人柄の良さが伝わってきた」「最高に面白かった」「愛おしすぎてどうしよう」などSNSに上がる視聴者の声からも、こうした同番組の魅力を感じ取ることができるだろう。 文/帆刈理恵(スタジオエクレア)