任天堂の「次世代機」が持つSwitchとの重要な“接点”、ニンテンドーアカウント軸に1億4600万台の顧客基盤維持へ
任天堂は、2024年11月6日に開催された経営方針説明会にて、Nintendo Switchの後継機種(次世代機)に関する情報を発表した。 【写真で見る】8年目に突入したNintendo Switch。次世代機の発表も間近 この情報はX(旧Twitter)でも公開され大盛り上がりしたのだが、別に次世代機が発表されたわけではない。ではどういう情報だったのかというと、次世代機ではNintendo Switch向けソフトも遊べるというものであった。 古川です。本日の経営方針説明会で、Nintendo Switchの後継機種ではNintendo Switch向けソフトも遊べることを公表しました。また、Nintendo Switch Onlineも後継機種で引き続きご利用いただけるようにします。これらNintendo Switchとの互換性を含む後継機種の詳しい情報は、後日改めてご案内します。
― 任天堂株式会社(企業広報・IR) (@NintendoCoLtd) November 6, 2024 いわゆる下位互換が発表されただけなのだが、にもかかわらずこの話題は非常に話題になっている。次世代機の正式発表でもないのに、なぜ衝撃となったのだろうか。 ■「次世代機でもスイッチのソフトが遊べる」以上の喜び 理由はいくつか考えられる。ひとつは任天堂の次世代機の発表がまだで、ユーザーがとにかく情報に飢えているからである。
Nintendo Switchは世界で1億4600万台ほど売れており、非常に盛り上がっているゲーム機だ。一方で発売されてから7年以上も経過しており、これは家庭用ゲーム機としてはかなり長い時間となる。 2025年3月までに次世代機の発表が行われると明らかになっているため、いつ正式発表があるか多くの人が心待ちにしている状態なのだ。そこにポジティブな話題が降ってくれば喜びもするだろう。 もうひとつの理由は、任天堂のユーザーアカウントに関する姿勢が変化してきたからである。