<浪川大輔×小林裕介>「ババンババンバンバンパイア」インタビュー(2) キャスト全員が裸だった!? 心地よい掛け合い 収録秘話
浪川さん なるほど。面白いな。
小林さん その日のコンディションにもよるんでしょうけど。でも、うまくいかなかった時、決まって浪川さんに「きょう、なんか大変そうだったね」って言われて。ちゃんとバレてるのが怖いなって。
浪川さん 「ちゃんとバレる」って(笑)。
小林さん バレていて。でも、今後の自分に必要なスキルになってくるとも思っていたので、チャレンジしつつ、ちゃんと最後のほうでは安定してやれるようにはなっていきました。そういう意味で、すごくいい挑戦の場にさせていただきました。
--浪川さんは、現場で小林さんの声を聞いて変化を感じることがあった?
浪川さん もちろん、何日もかけて一生懸命準備しているのも分かってはいるんですけど、その日の収録で、パンと一言発した瞬間に「お、どうした?」「きょう何かあったか」「昨日しんどかったか」ということはありました。でも、だからといって、普通に聞いたら分からないレベルですよ。もし、聞き分けられたら声優になったほうがいい(笑)。
--森蘭丸と李仁という役で掛け合っているからこそ気付くところがあるというか。
浪川さん そうですね。でも、本当に一瞬です。声を出すまでの一瞬が違うんです。別に遅れているとかのレベルじゃなくて、構えが違うみたいな。武道などでも、足が痛い時と元気な時では構えが多分違うと思うんです。そんなレベルです。キャスト全員がそういうふうにやっているっていうのは、すごくいい現場だったと思います。
◇森蘭丸がハマり役の一つに 「当て書きかな!?」
--アニメ「ババンババンバンバンパイア」の見どころを教えてください。
浪川さん 次から次へと展開が変わっていき、キャラクターがたくさん出てきますが、難しいとか、1回見逃したら分からなくなるとかではなくて、本当にキャラクターたちのピュアさがとても心地よく刺さると思います。恐らくジャンルとしてはだいぶ異質な系統にはいくんじゃないかなとは思いますので、ぜひ真正面から楽しんでいただければと。まだ原作が続いていますので、続きができるように応援していただければと思います。