【たくさんコスメを使っている人は要注意!】「トラブルが起きないコスメの使い方」とは?
シミを薄くしたい、シワを改善したい、なめらかでツルっとした肌になりたいとスキンケアに期待することが多すぎて、ついついアイテムが増えてしまう。そんな美容好きさんは注目! 多くの化粧品を使用することのメリット&デメリットについて、皮膚科医の友利新先生に徹底取材しました!今回は、後編をお届け! コスメ好きこそ注意したい「化粧品の使いすぎ」メリット・デメリットは?
【美容好きあるある?】7~8つのコスメを使ってスキンケア……これってアリ?
殿堂入りのレジェンドコスメを試すのも、新しいコスメにトライするのも大好きな美容好きのV子ちゃん。そんなV子ちゃんの、スキンケアにまつわる疑問に友利先生がズバッと回答。
「トラブルが起きないコスメの使い方」を教えてください!
V子 確かに、いくつも使いすぎると赤くなったり吹き出物が出たりすることもあります……。どうしたらトラブルが出ることなくコスメを試せるんですか? 友利先生 コスメのよさは1~2日ではわからないもの。これと決めたら1本使い切ることが大事です。それと、塗り方も重要ですよ。それぞれのアイテムを丁寧に浸透させていますか? ちゃんとなじまないうちに重ねてしまったら、それはもう水分や油分が混ざり合った“ナニか”になっちゃってるんですよ。 V子 ずっとヌルヌルしちゃうのって、それでしょうか……? 友利先生 肌表面でヌルヌルしているのを保湿されてるって勘違いしているのかも。酸化して刺激になることもあるし、朝のスキンケアでその状態だと、ファンデもヨレやすくなるんじゃないかな。
いろいろな化粧品を使いたい気持ちと、どう折り合いをつける?
友利先生 私はよく「自分の顔に地図を描きましょう」と説明するのですが、自分の顔の中で、テカリやすいゾーンや、エイジングサインが気になる箇所などをきちんと把握できれば、それぞれの目的に合うコスメを使い分けできるようになると思うんです。 Tゾーンには皮脂コントロール系、シワやたるみが気になる部位にはエイジングケア系というように、悩みが気になるゾーン別に使用するアイテムを変えるといいでしょう。あとは、寝る前と朝のメイク前でコスメを変えるなども1つの手。 V子 なるほど。ちなみに、同時に使ってもいい美容液は何種類くらいでしょうか? 友利先生 最多で2種類くらいですね。それらを使い切ってみて、肌悩みが出てこなければ自分に合っているコスメといえると思います。あとは、1本でいろいろケアしてくれる高機能化粧品に頼るというのもアリです。化粧水、美容液、クリームと、いまは肌の全層に働きかけるようなアイテムが多く出ています。とくに今季の美白は、くすみも毛穴もエイジングサインもどうにかしてくれるオールラウンダー揃い。1アイテムでいろんな働きをしてくれるので、おすすめです。 イラスト/白ふくろう舎 取材・文/穴沢玲子 Edited by 西村 美名子
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