今年、長男が高校に入学するので、世帯収入を無償化の範囲に収めようと思います。高3の卒業までずっとおさえなくてはならないのでしょうか?
高等学校等就学支援金制度の支給額は誰の年収で判断されるのか
高等学校等就学支援金制度の支給の有無や支給額の判定に用いられるのは、原則として親権者の収入(課税所得額)です。パートなどで非課税の範囲で収入を得ている場合は、判定時の年収には算入しません。また、親権者以外に祖父母や兄弟など収入のある家族と同居していても、年収の判定には影響ありません。 なお、親権者はいるものの、DVなどの事情で費用の負担を求めるのが難しい場合は、主に生徒本人の生計を維持している人の収入で判定を行います。親権者がおらず、未成年後見人がついている場合は、未成年後見人の収入で判断するケースもあります。
高等学校等就学支援金の仕組みを知って制度を有効活用しよう
高等学校等就学支援金の収入要件の判定は、毎年行われます。制度を利用するために収入をおさえるなら、在学中は一貫して収入をセーブし続けることが必要です。 高等学校等就学支援金の収入の判定は、基本的には親権者のみの収入で行います。祖父母などの同居家族の収入は影響しないため、収入を減らす必要はありません。 高等学校等就学支援金は、かさみがちな高校の学費負担を軽減できるありがたい制度です。制度の仕組みをよく理解して、しっかり活用しましょう。 出典 文部科学省 高等学校等就学支援金制度に関するQ&A 文部科学省 高校生等への修学支援 高等学校等就学支援金制度 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部