1億円以上の被害受け…電話でお金詐欺の啓発活動「振り込む前にまずは詐欺を疑って」【長野・安曇野市】
7日に安曇野市の60代男性が、県内で最も多額となる1億円以上をだまし取られた詐欺被害を受け、警察が被害防止の啓発活動を行いました。 安曇野市のスーパーで警察や市の職員などが、買い物客に特殊詐欺への注意を呼び掛けるチラシなどを配りました。 7日に安曇野市に住む無職の60代男性が、1億520万円をだまし取られる詐欺被害がありました。 税務署職員を名乗る男から自宅に「税金の未納がある」などという電話があり、9月下旬から今月上旬にかけて15回にわたって金を振り込んだということです。 ■安曇野警察署 桜井志郎署長 「手口はいわゆるオレオレ詐欺の手口の被害。お金を振り込む場合は振り込む前にまずは詐欺を疑ってもらって警察や家族に相談するなど細心の注意を払っていただきたい」 県警によると、今年県内で確認されている特殊詐欺の被害は、先月末の時点で175件あり、去年の同じ時期と比べると5件増えています。 被害額もおよそ3500万円増えて6億円余りに上ります。