女子プロゴルファー・豊永志帆にインタビュー「笑っている方が心にも余裕ができるし、一緒に回っている人も気持ちがいい」
コースを知り尽くしたアマチュアペアが、女子プロペアに挑むゴルフ番組「ゴルフW」(毎週土曜夜8:00-9:00、BS松竹東急<全国無料放送・BS260ch>)。本記事では、12月16日(土)と12月23日(土)の回に出演する豊永志帆プロにインタビューをおこない、仲が良いという佐々木慶子プロとともに臨んだ対決の感想や、その対決のときに見せていた“笑顔”について語ってもらった。 【写真】豊永志帆プロ、両手で「W」を作り、満面の笑顔 ■対戦相手のペアを「全部がお上手でした」と称賛 ――まず、対決を終えての率直なご感想をお願いします。 手強かったです。全く油断できませんでした。 ――対戦相手のメンバーペアのご印象は? お二人とも「すごく緊張している」とおっしゃっていたのですが、全くそうは見えなくて。ミスショットもないですし、ティーショットからパッティングまで、全部がお上手でした。朝イチから良い球を打っていましたしね。自分の持ち玉を大事に攻めているなというのは拝見していて感じたので、私もちゃんと自分の持ち玉を極めないと、と思いました。 ――舞台となった希望丘カントリークラブ(栃木県芳賀郡)ですが、コースの印象はいかがでしたか? ティーショットは打ちやすいなと感じました。ただ、距離が長いのとグリーンのアンジュレーション(コース上にある起伏のこと)が結構きつかったので、そこが少し難しかったです。 ■佐々木慶子プロとのペアに大喜び「二つ返事で『お願いします!』という感じでした」 ――ペアを組んだ佐々木慶子プロとは、とても仲が良さそうな様子が見てとれました。 このお仕事の話をいただいたときに、ペアを組むのが佐々木プロだと聞いて、もう二つ返事で「お願いします!」という感じでした。ステップアップツアー(JLPGAツアーに出場資格を持たない選手および新人が対象の、育成・レベルアップを目的としたトーナメント)で一緒に回ったりするのですが、本当に気さくで優しい先輩です。 プレーでは、ティーショットが頼もしかったですね。だから私も、できる限り先輩には短いバーディーパットを打ってもらえるように頑張ったのですが、そこまで近くにはいかなかったかなって思っています…。 ――今回の対決の中での豊永プロの最大の見せ場、もしくは視聴者にぜひ注目して欲しいシーンは? 最初のロングのサードショット、結構ベタピン(グリーンへアプローチしたボールがピンのすぐそばで止まること)についたので、そこはしっかりと見てほしいです! ■プレー中の笑顔の秘密…「笑っている方が心にも余裕ができる」 ――「ゴルフW」に出演したことのある女子プロから、何か話を聞いていたり、アドバイスをもらったりしたことはありますか? 仲良くさせてもらっている吉野茜ちゃんが、「アマチュアペアがすごく上手いから、負けないでね」って(笑)。吉野プロも佐々木プロと仲が良いこともあって、「(佐々木プロのティーショットが素晴らしいから、豊永プロの)ティーショットは多分採用されないよ」って言われていたのですが、もうその通りでした(笑)。 ――逆に、今後「ゴルフW」に出演する女子プロに向けて、何かアドバイスはありますか? 誰とペアになるかで攻め方も変わってくるとは思うのですが、やっぱり、できる限り自分のミスを最小限に抑えることかな。 ――豊永プロは笑顔が印象的で、今日も終始にこやかにプレーされていました。試合中に笑顔を意識されていたりするのでしょうか? ちょっとしているかもしれないですね。若いときは全然笑えなくて、感情が出ないようなプレースタイルでした。でも、笑っている方が心にも余裕ができるし、一緒に回っている人も気持ちがいいじゃないですか。ミスをして笑っている場合じゃないときもありますが、ムっとしないようにはしています。