韓国 きょうのニュース(10月28日)
◇北朝鮮軍の戦線投入秒読みか ウクライナ大統領「数日中に戦場へ」 ウクライナ侵攻を続けるロシア軍に派兵された北朝鮮軍が、激戦地のロシア西部クルスクに集結したのに続き最前線に移動中だと相次いで報じられ、戦線投入が秒読みに入ったとの見方が出ている。ウクライナのゼレンスキー大統領は27日(現地時間)、X(旧ツイッター)で北朝鮮軍が数日中に戦場で加勢する可能性があると述べた。また、ウクライナ情報当局はこの日、ロシア軍が北朝鮮軍の兵士をトラックに乗せて最前線に輸送していると主張した。 ◇最大野党代表 ウクライナへの人員派遣「政府、決してすべきでない」 最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は28日の党最高委員会議で、北朝鮮がウクライナに侵攻するロシアに兵士を派遣したことを巡り、「政府が参観団という名前で(現地に人員を)送る考えのようだが、決してやってはいけない」と批判した。李氏は「北の派兵を機に朝鮮半島での戦争を画策しているのではないかという疑惑が生じているが、今の行動をみればまったく根拠のない憶測ではなさそうだ」と指摘。ウクライナに武器を供与する問題に関しても「他国の戦争に攻撃武器を提供すれば戦争に介入することではないか」として、「あり得ない」と強調した。 ◇尹大統領 年金、医療、教育、労働の4大改革「年内に成果を」 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は28日の首席秘書官・補佐官会議で、年金、医療、教育、労働の4大改革の推進が国民生活を安定させるとして、推進に拍車をかけるよう指示した。大統領室のチョン・ヘジョン報道官が伝えた。尹大統領は「今年も残り少ない」と述べ、年内に目に見える成果が出るよう速やかな推進を求めた。 ◇税収が2年連続で大きく不足 基金などから最大1.8兆円投入へ 企画財政部は、国会企画財政委員会の同部への国政監査で「2024年の税収再推計に伴う財政対応策」を報告した。同部が9月に発表した税収再推計によると、今年の国税収入は337兆7000億ウォン(約37兆3500億円)で、歳入予算(367兆3000億ウォン)を29兆6000億ウォン(8.1%)下回ると予想され、昨年(56兆4000億ウォンの欠損)から2年連続で過去最大規模の欠損を計上した。税収不足に対応するため投入される基金や特別会計は14兆~16兆ウォン規模で、このうち為替レートを安定させるための外国為替平衡基金が4兆~6兆ウォンと最も規模が大きい。
Copyright YONHAPNEWS <転載、複製、AI学習禁止>