ルーキー、政田夢乃〝初もの尽くし〟の首位発進「100点のゴルフでした」と笑顔 頬を赤らめプレスルームで〝初〟の会見も
■国内女子ゴルフ「伊藤園レディス」 第1日(8日、千葉・グレートアイランド倶楽部=6769ヤード、パー72) 【写真】ティーショットを放つ政田夢乃 ツアールーキー、政田夢乃(24)が〝初もの尽くし〟で初日、8アンダーで首位に立った。「100ヤード以内がピンに寄り、パターも決め切れた。100点のゴルフでした」と笑顔を見せた。 イン10番からのスタート。12番で初バーディーを奪うと、続く13番(パー5)が圧巻だった。ピンまで80ヤードの3打目を50度のウエッジで直接カップインさせるショットイン・イーグル。初日はボギーなしの8アンダーで64のビッグスコア。「自己ベストタイのスコア、ツアーではベストスコアです」と自ら〝初もの〟を口にした。 昨年、5度目のプロテストで合格。ツアー出場権を決める予選会で下位に沈み、今季は出場が限られた中、デビュー戦の「リゾートトラストレディス」で8位になるなどトップ10入りが4度あるが、直近7戦は予選通過も下位に沈む。「球がつかまらない。気になっていたけど連戦が続いたので…」。そして出場機会がなかった先週、誰に頼ることなく、たった1人でフォームチェックした。 自らが理想としている「リゾート―」のスイングをビデオで見た。テークバックで「クラブがアウト目に上がっている」ことに気がついた。修正できた。「スイングはこれまでずっと自分で考えてやってきたんです」という。ルーキーの自己分析能力の高さである。 ツアーで首位に立つのも〝初〟。さらにプレスルームでの会見も〝初〟。「プレーより緊張します」と頬を赤らめながらも、2日目以降へ意欲満々。そういえば昨年の新人戦で4位で場所は今大会と同じグレートアイランド倶楽部。「相性的にはいい感じ。すごく回りやすい」。年間ポイントは目下60位、来季のシード権(50位以内)争いは、今大会を含めて2試合。「そこは目標!」と政田夢乃。〝正(政)夢〟なるか…。 (清水満)