<らんま1/2>「独占欲丸出しなのもいい…」身を挺してあかねを守る乱馬に、視聴者胸キュン
高橋留美子原作の完全新作テレビアニメ「らんま1/2」(毎週土曜深夜0:55-ほか、日本テレビ系/放送直後よりNetflixにて独占配信)の第9話が11月30日に放送された。コルホーズ学園高校格闘ペア・スケートの黄金ペア、三千院&あずさとの試合がついに開幕。「氷上の逆仲人」という通り名を持つ二人の攻撃で乱馬とあかねの絆が試される。そんな中、身体を張ってあかねを守った乱馬の男らしい行動が視聴者のハートを射止めた。(以降、ネタバレを含みます) 【写真】反響多数! 身を挺してあかねを守る乱馬 ■「らんま1/2」 原作は、1987年から1996年まで「週刊少年サンデー」(小学館)で連載されていた高橋留美子による同名漫画。水をかぶると女の子になってしまう呪いをかけられた早乙女乱馬と、その許婚・天道あかねが繰り広げるドタバタ格闘ラブコメディだ。 最初のTVアニメが1989年から1992年にかけて放送。劇場版アニメやOVAも制作されたほか、2011年に日本テレビで賀来賢人、新垣結衣、夏菜で実写ドラマ化された。そんな「らんま1/2」が約32年ぶりに完全新作アニメ化。「呪術廻戦」や「チェンソーマン」などの人気アニメを手がけたMAPPAが制作を務める。 ■前作アニメから変化した乱馬&あかねのスケートコスチュームが評判 コルホーズ学園高校格闘ペア・スケートの黄金ペアのひとり、あずさ(CV:悠木碧)とPちゃんをめぐって対立するあかね(CV:日高のり子)。一方、乱馬(CV:山口勝平)はあずさのペア・三千院(CV:宮野真守)から「天道あかねの唇を奪ってみせる!」と宣言される。二人はペアを組み、あずさ&三千院と格闘ペア・スケートで対決することになった。 そしてついに迎えた試合当日。まず印象的だったのは、各ペアのコスチュームだ。三千院は紫を基調としたスーツに蝶ネクタイでシンプルながら優雅な装い。あずさは大きなリボンにピンクのフリフリなドレスと、それぞれのキャラを全面に押し出しつつも、統一感のあるリンクコーデになっている。 対して、乱馬とあかねのコスチュームはチャイナ風。前作アニメでは赤色で統一されていたが、今作では乱馬が黒色のカンフー服、あかねは黄色のドレスに変更に。だが、乱馬の衣装にも黄色が差し色で使われており、こちらもペア感はしっかりと表現されている。乱馬はいつも赤色のカンフー服を着ているので、ギャップも出ていい。ハスの花のヘッドドレスをつけたあかねも可愛らしく、新しくなった二人の衣装は視聴者からも「乱馬とあかねちゃんチャイナ風合わせで可愛かった」「あかねちゃんのコスチュームかわいい」「個人的には乱馬の黒いコスチューム大変良!!」と大評判だった。 ■脅威のカップル崩しで試される乱馬とあかねの絆 また、この回で話題になったのが乱馬の男らしさ。試合中も、隙あらばあかねにキスしようとする三千院だったが、乱馬はすかさず阻止してあかねを守ろうとする。三千院の腹に正拳突きをお見舞いし、片膝をつかせた乱馬。そして「今度あかねに妙な真似しやがったら片膝じゃ済まさねえぜ」「あかねは俺の許婚だ!手出したらぶっ殺すぞ!」と高らかに宣言する乱馬に、あかねも動揺を隠せない。数々のライバル登場で、二人の距離は急激に縮まっている。 そんな二人の愛を試すのが、「氷上の逆仲人」という通り名を持つ三千院&あずさペアの攻撃だ。二人は数々のペアを仲間割れさせてきた“カップル崩し”で、必殺技「別れのメリーゴーランド」により二人の仲を引き離そうとする。パートナーを裏切って手を離せば一人だけ助かるという酷な技に翻弄されつつも、乱馬は決してその手を離さなかった。 結果、乱馬は全身を負傷。自分の身を犠牲にしてまであかねを守ったことで視聴者からの好感度は爆上がり。「あかねは誰にも渡さねえっていう乱馬の独占欲丸出しなところも、あかねは絶対俺が守るっていう男らしさも、全部全部かっこいいし、そんな姿見たらあかねちゃんもグッときちゃうよね」「あかねを好きなことがめちゃくちゃ分かる回で非常に心が潤いました」「乱馬イケメン~~漢~~!!!!」と心を鷲掴みにしていた。 ■試合に乱入した良牙に最大のピンチ! そんな中、Pちゃんの姿で鎖でつながれていたはずの良牙(CV:山寺宏一)が試合に乱入。あかねとペアを組むため、会場の電気を消した隙にバケツで乱馬に水をかけて女の姿に変身させる。だが、暗闇で間違えてあかねではなく女らんま(CV:林原めぐみ)の手を握ってしまった良牙。そのまま二人はコルホーズ学園スタイリスト部の手によってスケートコスチュームに変身させられ、あれよあれよという間にペアで試合に出場することになった。 だが、犬猿の仲である二人の息はバラバラ。再び相手ペアから必殺技「別れのメリーゴーランド」にかけられ、らんまは必死に良牙の腕にしがみつくが投げ飛ばされてしまう。一方、あずさによってリンクに叩きつけられた良牙。絶体絶命の中、「リンクさえなければ勝てる!」と素手でリンクの氷を割るのだった。 状況を覆すために最後の手段に出た良牙だが、それによって最大のピンチに陥ることに。実はこの会場、プールを凍らせた特設リンクで、下は水なのだ。これまで良牙があずさ特製の首輪をつけたまま現れても、その正体に気付かなかったあかね。しかし、目の前で良牙が変身したら、さすがに鈍感なあかねも気づいてしまう。あかねに幻滅される未来が頭に浮かび、良牙は思わず涙目に。乱馬と互角に戦えるほど強いのに、あかねのことになると途端に弱くなるところは愛らしい。果たして、あかねに正体を気付かれることなく、試合に勝つことはできるのか。勝負の行方はいかに。 ※日高のり子の高は、正しくは「はしごだか」 ■文/苫とり子