AKB48原点回帰 新チーム の「チーム8」は”会いに行く”アイドル
■全国各都道府県でオーディションが開催中 一方、北海道の代表を選ぶオーディションを行っている北海道文化放送では、情報番組「U型テレビ」でその模様を特集。審査員の一人として2次審査に立ち会った、同番組のメインキャスターの大村正樹氏は根室・中標津町や別海町から夜行バスに乗って来たオーディション参加者もいたことに触れつつ、「本当に色んな可能性があるコたちで。雪のネタ、北海道の苦労話というのを全国の人に発信できるトークも、スゴく面白かったんですよ。(オーディションで選ばれた代表は)北海道の暮らしが見えるようなアイドルになれるんじゃないかなと思って…」と期待を寄せている。 ■今月下旬には各都道府県の代表が決定 今月下旬には各都道府県の代表が決定する。その後、チームが結成され、5月には地方でのお披露目イベントが行われる予定だが、芸能評論家の三杉武氏は「チーム8」の可能性について語る。 「最近のAKB48グループは、先日の“大組閣祭り”しかり、グループ全体のさらなる飛躍のため、さまざまなメンバーの兼任や移籍が発表されて、グループ間の人事交流が加速していますが、その一方でAKB48グループがこれまで東京、名古屋、大阪、福岡を拠点とする各姉妹グループが切磋琢磨し合うことで成長を遂げてきたのも事実です。実際、後発グループの『SKE48』は、結成当初からエースの松井珠理奈を筆頭に“打倒!AKB48”を目標として掲げていましたし、『NMB48』も“てっぺん”を目指すことで、ともに悲願でもある『NHK紅白歌合戦』への単独出場を果たしました」 ■ファンとの距離感を大切にするAKB48グループならではの原点回帰 そのうえで、こう続ける。 「今回の『チーム8』構想は、AKB48グループの人気が高まるにつれて、地方のファンが劇場公演を直接観覧できる機会が少ないことなどを理由に始動したプロジェクトですが、どれだけメジャーになっても日々の劇場公演や握手会などファンとの距離感を大切にするAKB48グループならではの原点回帰でしょう。それと同時に、都道府県に焦点を当てたことで既存のグループやチームよりも地元色がより一層強くなり、これまでのAKB48グループとはまた別の魅力もあると思います。代表メンバーは、昨今ハヤリのご当地キャラのように、各都道府県の地域おこしに繋がる可能性もありますしね」(三杉氏) 原点回帰にして、新機軸となるAKB48グループの「チーム8」プロジェクトの今後がなんとも気になるところだ。 (文責/JAPAN芸能カルチャー研究所)