【スイス高級時計ブランド“GELFMAN”】80年代製造のニキシー管を使用した“IN-16Nixi”展示へ
独自の視点で斬新かつ大胆な時計作りを追求する新鋭ブランド“Gelfman(ゲルフマン)”。世界限定999本の“IN-16Nixie(ニキシー)”を東武百貨店 池袋本店で展示することを発表した。 【画像】インパクト大!ロケット型収納ケースを見る 二つのNixie(ニキシ―)管を使用した腕時計は、スタイリッシュな時間表示で話題となった。東武百貨店 池袋本店での展示は、2024年8月28日(水)まで。
"Gelfman"は、時計業界のさまざまな分野に 精通したイリヤ・ゲルフマン氏がブランドを創設。アンティーク業界から時計製造、販売まで、世界中で経験を積んだという。 2014年に⼿がけた最初の作品として、“Nixie管ウォッチIN-16が登場。アンティークの⾵合いと未来的なデザインをマッチさせたタイムピースだ。 1980年代に製造された二つのヴィンテージニキシー管を使⽤することで、腕時計のコンパクトな魅⼒を際立たせる。デザインは前衛的、レトロフューチャー、サイバーパンク、ポスト黙示録的なモチーフを組み合わせており、ステンレススチールのケースは高い時計製造基準に合わせて仕上げられている。 ニキシー管は、本質的には50 年代に開発されたデジタル真空管技術であり、高級白熱電球とも言える存在だ。伝統的な電球と同様に、内部のコイルが加熱され、ガスが励起されて明るい可視光を発生させる。 通常の電球がひとつのコイルを持つのに対し、標準的なニキシー管には少なくとも10個以上の独立したコイルが配置されており、これらのコイルは個別に点灯させ、数字の形をした複数の部分が独立して輝きを放つ。点灯するコイルによって異なる数値形状を表示し、その美しい光と独特の形状により、数字の文字列を暗闇でも鮮明に読み取ることができるのだ。このニキシー管に特有のデザインと機能がほかにはない魅力となっているわけだ。 また、チューブの下にはLEDライトが搭載することで、さまざまなカラーで時刻を表⽰できる。状況にあわせて、ライトをオフにしたりすることも可能。ロケット型の収納ケースもあわせてチェックしたい。販売価格は176万円。
文◎Watch LIFE NEWS編集部