【気象解説】台風10号 九州接近中 “台風の特別警報” 最大級の警戒を
市村気象予報士 「風の予想を見てみると、29日に鹿児島では最大瞬間風速70メートル、これは電柱が倒れたり、家屋が倒壊したりするような風で、経験したことがないような猛烈な風が予想されています」 藤井キャスター 「歴史的な被害を残した台風と同じくらいの過去最強クラスの台風といわれていますが、雨風が長く続いていくというのも特徴のひとつなんですね」
市村気象予報士 「そうなんです。あらためて最新の進路図を見ていくと、28日午後11時現在は屋久島付近にあって、ゆっくりとした早さで北に進んでいます。29日にかけて過去最強クラスの強さで九州に上陸するおそれがあります。30日以降は東に進路を変えますが、予報円は大きいままで、進路がまだ定まっていません」
市村気象予報士 「時間帯別に警戒が必要な期間を見ていきます。まずは大雨ですが、29日は奄美・九州・四国・近畿、さらには台風から離れた東海や東北で大雨の警報がいつ発表されてもおかしくない状態になっています」
市村気象予報士 「暴風の警戒期間を見ると、29日は九州や四国で、30日以降は近畿や東海など、次第に範囲が広がる見込みです。外に避難すること自体が危険な場合もあります。命を守る行動をお願いします」 (8月28日放送『news zero』より)