県民の芸術の祭典・県展。入賞作品や各部門の魅力をシリーズで紹介しています。 今回は、個性豊かな作品が並ぶ「先端美術」です。 第78回県展。今年は洋画・日本画・先端美術・彫刻・工芸・書道・写真・グラフィックデザインの8部門に1456人、2683点の応募があり、1044点が入賞・入選となりました。 入賞・入選作品は、高知市の県立美術館とかるぽーとの2つの会場で、無鑑査作家の作品などと合わせて1111点を展示しています。 その中から今回は先端美術を紹介。先端美術部門は県立美術館の屋内と屋外に合わせて38点の作品を展示しています。 甲乙つけがたい個性があふれる先端美術。その中で今回特選に選ばれた作品が「猫に翼」という映像作品です。 高知市の井関さおりさんの「猫に翼」は、無音の短編アニメーションで、翼の生えたネコに出会った主人公が思いを巡らせる物語です。 また、香美市立美術館館長で県展無鑑査の都築房子さんの作品は、高さ3メートル弱の大きな作品。主に竹と和紙を材料にしています。 このほか、今回は高校生の作品が8点入賞しています。 第78回県展は県立美術館で洋画・日本画・先端美術。高知市文化プラザかるぽーとで彫刻・工芸・書道・写真グラフィックデザインを展示し、10月27日まで開催しています。