大谷翔平の50-50到達に高まる期待 元MLB戦士が明かした米球界関係者との“裏話”「冗談のつもりで『投げなかったらできる』って」
日米両球界をあ然とさせる活躍が続いている。ドジャースの大谷翔平だ。 去る8月23日(現地時間)に鮮やかな満塁サヨナラホームランを放ち、史上6人目となる「シーズン40本塁打・40盗塁」を達成した大谷。史上最速となる126試合目で快挙を達成した偉才の勢いは加速した。 【動画】打った瞬間の圧巻弾! 前人未到の50-50に迫る大谷翔平の44号をチェック 現地時間8月28日のオリオールズ戦で1998年のアレックス・ロドリゲス(当時マリナーズ)が達成して以来2人目となる「42-42」をやってけた大谷は、その2日後に史上初の「43-43」を達成。40-40到達からわずか7日間で打率.345、4本塁打、4盗塁という驚異的なペースで打ちまくった末の成果だった。 前人未到であり、誰もが「不可能」としてきた「シーズン50本塁打・50盗塁」ですらも射程圏に捉えている大谷。その驚異的な活躍には、メジャーリーグの酸いも甘いも熟知する元名投手も賛辞を惜しまない。MLBの公式ネット局『MLB Network』の討論番組「Off Base」に出演したジェイク・ピービーだ。 2007年にサイ・ヤング賞を獲得し、MLB通算152勝を挙げたレジェンドは、「オオタニは前例のない挑戦をしているんだ。50-50だよ? 間違いなく彼は世界最高の選手だ」と絶賛。さらに「オオタニにとって50-50は真の記録への挑戦だ」と指摘した。 また、米ポッドキャスト番組『The Mayor's Office with Sean Casey』に出演した元ヤンキースのショーン・ケーシー氏は、大谷の50-50について「ほぼ行けるようなものだ」と強調。その上で昨シーズン中に業界関係者たちが「『オオタニが投げなかったらどうなるんだ?』と話していた」と明かし、次のように続けた。 「私たちは冗談のつもりで『投げなかったら50-50でもできるんじゃないか?』って話していたんだ。だって50-50なんて信じられるか? そんなの見たことないし、今までのあらゆる偉業よりも全く違う次元の出来事だ。達成したら本当に凄すぎる」 現地時間8月31日に行われたダイヤモンドバックス戦では、2試合連続となる44号ソロホームランを放ち、また一歩偉業に迫った大谷。その活躍には文字通り世界の熱視線が向けられていると言えよう。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]