NHKが若者文化に傾倒? 「紅白」あの初出場組が抜擢された理由
■若者文化に傾倒? ポップカルチャーに関心 また、今回の「紅白」には大ヒットアニメ「進撃の巨人」の主題歌を手掛けた、サウンドクリエイターのRevoが主宰する音楽ユニット「Linked Horizon(リンクト・ホライズン)」も初出場を果たす。 これを受けて、芸能評論家の三杉武氏はこう分析する。 「最近のNHKはダンスだけでなく、アイドルやアニメといったポップカルチャーにかなり関心を強めている印象です。『紅白』においても、07年には“アキバ枠”を設け、09年には人気声優の水樹奈々さんが初出場を果たしています。人気アニメの主題歌で知られる今回の『Linked Horizon』の抜擢も、そのムーブの一環でしょう。インターネットの普及により、テレビ離れが叫ばれる昨今。NHKも若年層やマニア層の視聴率獲得により力を入れているのではないでしょうか。そういう意味では、今年再ブレークの兆しがある『モーニング娘。』の復活劇が見られないのは残念ですが…」 若者のテレビ離れを懸念してか、若者文化を積極的に採用する形となった今年の紅白。果たして、これまで同様に高視聴率を獲得することができるのだろうか? (文責・JAPAN芸能カルチャー研究所)