巨人新助っ人砲を阿部監督「交流戦初戦から呼ぶ」 昨季3A最多安打ヘルナンデス2軍予行で弾み
巨人の阿部慎之助監督(45)が23日、新外国人のエリエ・ヘルナンデス外野手(29)=前レンジャーズ3Aラウンドロック=を、交流戦初戦となる28日ソフトバンク戦(東京D)から1軍に昇格させることを決めた。21日・中日戦(同)の試合前練習に参加した助っ人について、「思ったより動けていたので、交流戦の(ソフトバンク)ホークス戦から呼ぶと思います」と明かした。 【動画】新助っ人ヘルナンデスが1軍の練習に参加 ヘルナンデスは今月10日に入団が決まり、同13日からファームで調整を続けてきた。21日には1軍首脳陣が現状の動きをチェックするため、東京ドームでの試合前練習に参加。ライトで外野ノックを受け、フリー打撃で34スイングで5本のサク越えを放った。「まだ打撃も守備も調整をしている段階」としつつ、「1軍に呼ばれた時にいつでも準備をできるようにという思いで練習しています」と調整を進めてきた。 現在、チーム打率はリーグ5位の2割3分。直近5戦4敗1分けで3得点が最多と打線の活性化が期待される。ヘルナンデスは自身を「中距離打者」と分析。昨季はマイナー3Aで最多安打、最多二塁打を記録したように広角に打ち分けられる。中軸はもちろん、1、2番の上位での起用も考えられる。外野ならどこでも守ることができる守備力にも定評があり、起用の幅が広がる。 1軍合流前の総仕上げとして、25日からは函館、札幌で行われるイースタン・リーグ、日本ハムとの2連戦に参加する。26日の2戦目は、交流戦でも6月14~16日の日本ハム戦で舞台となるエスコンで行われるだけに、“予行演習”で結果を出して弾みをつける。「日本の野球にアジャストできるようにしたい」という助っ人が、阿部巨人の起爆剤になるか。(井上 信太郎)
報知新聞社