【写真：Getty Images】

　プレミアリーグ最終節が現地時間19日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドはブライトンに2-0で勝利した。最終戦を白星で終えたものの、ユナイテッドはプレミア発足以来最悪の8位でフィニッシュ。これを受け、現地紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』が20日、来季の補強計画への影響を展望している。 【動画】マンチェスター・ユナイテッドの逸材が決めたスーパーゴール！ 　リーグの結果はすでに確定してしまったが、ユナイテッドは25日に行われるFAカップ決勝戦（対マンチェスター・シティ）を残している。この大会で優勝したチームには来季のUEFAヨーロッパリーグ（EL）への出場権が与えられ、欧州コンペティションの舞台にとどまりたいユナイテッドにとっては重要な一戦だ。 　しかし『マンチェスター・イブニング・ニュース』は、チームが「EL出場権を得られる可能性はかなり低い」と見解を示している。両チームの対戦成績は、直近5試合においてユナイテッドの1勝4敗。エリック・テン・ハフ監督がチームの指揮官に就任してから、ユナイテッドはシティに1回しか勝てていない。 　その上で、同紙は来季の補強計画について「残念ながら、リーグ戦のライバルたちとの厳しい競争に直面している」と伝え、チームにとって難しい見通しを示した。たとえば今シーズン怪我人を多く出したCBに関して、「テン・ハフ監督の希望は現在疑われている」と報じている。 　同紙は「12か月近くユナイテッドへの移籍が噂されていた」と前置きし、ベンフィカ所属のポルトガル代表DFアントニオ・シウヴァの名前を挙げた。しかし『Give Me Sport』が18日、同選手について「ついにリバプールに移籍することになる」と見出しを打って報じている。 『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えるところによると、シウヴァの移籍金は「約8000万ポンド（約128億円）」。同紙は「チャンピオンズリーグの資金も入ってこないため、『ひとつのポジションに払う金額としては高すぎる』という意見も出てくるだろう」と見込んでいる。