三連休 梅雨末期 関東甲信~九州は激しい雨や雷雨 局地的な大雨に注意
15日(月)海の日 広く梅雨空
15日(月)海の日は、九州から東北南部にかけて雨が降ったりやんだりしそうです。九州から関東甲信を中心に午後は一時的に雨脚の強まる所もあるでしょう。 三連休は広く梅雨空で、お出かけには雨具が必要になりそうです。雨や曇りでも最高気温は関東甲信から九州では30℃くらいで、蒸し暑いでしょう。沖縄は35℃近くまで上がり、うだるような暑さが続きます。引き続き、熱中症に注意してください。
非常に激しい雨とは
非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。 なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。 ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。
日本気象協会 本社 吉田 友海