ライアン・ガルシア、安保戦のドーピング検査に同意!RIZIN榊原代表が明言、そのペナルティも
12月31日(火)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN DECADE』では、プロボクシング元WBC世界ライト級暫定王者のライアン・ガルシア(26=米国)がエキシビションで元K-1スーパーライト級王者の安保瑠輝也(29=MFL team CLUB es)と対決する。 ガルシアは今年4月、ドーピング違反で1年間の出場停止に。 RIZIN榊原CEOは本日の会見後の囲みで、ガルシアのドーピング検査は「します」と明言。「ライアンにも(RIZINの)ドーピングポリシーを守ってもらう」とし、ペナルティについても語った。 【フォト】ガルシア、ドーピング違反のムキムキ肉体!安保の仕上がっている筋肉も 昨日19日には、米国PPV配信『FANMIO』や、ガルシア、安保両名のSNSでこの対戦が発表されていた。 本日行われた『RIZIN DECADE』カード発表会見で、榊原氏もこのカードを発表し、海外でのアナウンスについても「2分8Rになることも含めて、基本正しい情報。グローブの重さも決まっている。今週末に安保とアメリカに飛んで。週明けアメリカで発表する」と公式発表はアメリカで行う。 会見後の囲みでは、契約体重が「153ポンド、約69.4kg」であるとも認めた。 ガルシアは4月のデビン・ヘイニー戦で3度ダウンを奪い、逆転の判定2-0で勝利。しかしパフォーマンス向上薬の陽性反応により、ニューヨーク州アスレチック・コミッションから出場停止処分を受け、1年間、来年4月まで公認試合で戦うことが出来ない。 今回RIZINで、ガルシアがドーピング検査を行うことについて「します。僕たちはRIZINのドーピング規定に応じて粛々とやっていく。ライアンにもRIZINに上がる上でポリシーを守ってもらう。そこも同意を得ている」と検査を行うと言う。 さらに「ペナルティはある。僕らのドーピング規定に基づいてやるので、試合後にドーピング結果がどうであったかアナウンスされることになる。彼は復帰に向けて整えているので、(クリアする)自信はある。引っかかったら規定のファイトマネーを没収することになると思う」と、結果やペナルティの有無について語った。 またエキシビションの認可について、榊原氏は「エキシには出られる。(マネージメントの)オスカー・デラホーヤにも了解を取っている」と、サスペンド期間中でも問題ないとする。 2分8R形式については「北米のマーケットに届けるので、(RIZINの今までのエキシビションの)3分3RではPPVが成立しない」と、マイク・タイソンvsジェイク・ポールと同じ2分8Rになったと言う。 153ポンド(69.4kg)の契約体重については「体重で一番もめた。これがライアンが譲れた最大の範囲。安保のでかさを凄く警戒していた」と安保vsパッキャオ戦とほぼ同じ契約になる。 この試合は大晦日3部制のうち、北米向けである第1部で行い「 他に、6から8試合のアンダーカード。ボクシングルールのエキシビションスタイルマッチを3から4、MMAを3から4試合行う」予定だと言う。 今回は10回目の大晦日興行だが「10年目にして本格的な北米上陸が出来る。アメリカでのPPVが上がらないと大変なことになる。安保にとっては世界に向けた大きな扉」とプロモート、選手共に勝負を懸ける。