プロ野球の新人たちも迎えた「101」【山本萩子の6-4-3を待ちわびて】第101回
前回に100回を迎えたこの連載。ということで、今回は必然的に101回を迎えます。101という数字は、海外ではある意味があるんです。「わんちゃん」でも「プロポーズ」でもないその大きな意味とは? 【写真】山本キャスターの最新フォトギャラリー その前にあらためて、みなさまこの連載にお付き合いいただき本当にありがとうございます。100回もできたこともすごいことですし、それはスタッフさんや読んでいただいているみなさんのおかげです。 101は、英語で「ワン・オー・ワン」と読むことができます。アメリカでは、授業に例えるならば一回目のレッスン、「初級編」といった意味もあります。つまり「学びたて」ということです。 「新しい未来に踏み出す」といった意味もあり、英語のハウツー本などでは101という数字がよく使われているとか。101という数字がタイトルに入っている本は入門書、ということです。 連載100回目を終え、101回目を迎えるにあたって思ったのは、「まだまだ初心を忘れてはいけない」ということでした。 ふと、この世界に入った当時のことを思い出します。以前もお話ししましたが、もともとこの業界に入ったのは、バスの中でスカウトされたのがきっかけで、私が強く望んだ結果ではありませんでした。 当時は学生でしたが、将来やりたいことなども決まっていませんでした。この仕事をすることになっても、「ここでトップになる」といった強い思いはまったくありませんでしたね。 ただ、野球は昔から好きでしたから、「この世界にいれば、いずれ自分の好きなことが仕事になるかもしれない」という可能性だけは感じていました。いつか、野球の仕事ができたらいい。それが当時のモチベーションでした。 テレビ番組にはいろいろ出させていただき、番組で行ったロケの経験は大きな財産になりました。"プレーヤー"として番組が何を求めているのかを現地で知ることで、どう振る舞ったら番組のためになるかを学ぶことができました。