「人生100年時代」なんだったら、定年後もまだまだ働きたい!人気の「職業」と「年収」は?
「人生100年時代」といわれる近年では、定年後も働くことを希望する人が増えています。 「生活資金を確保するため」「健康維持のため」「社会とのつながりを確保しておくため」など、働く理由はさまざまですが、定年後も働いている人は実際にどれくらいいるのでしょうか。 本記事では、定年後も働いている人の割合とともに、定年を迎えた人に人気の職業とその年収について、男女別にご紹介します。
定年後も働いている人の割合は?
内閣府が発表した「高齢社会白書(令和5年版)」によると、「60~64歳」の就業率は73.0%、「65~69歳」は50.8%、「70~74歳」は33.5%、「75歳以上」は11.0%でした。 10年前からの推移をみてみると、どの年齢層も年々増加傾向にあり、最も増加幅の少ない「75歳以上」でも、この10年で2.6%増加していることが分かります。 特に男性は、60代後半でも61.0%、70代前半でも41.8%の人が仕事に就いており、定年後も長く働き続けている人がたくさんいます。
定年を迎えた人に人気の職業は?
「マイナビ キャリアリサーチLab」が2022年に実施した「ミドルシニア・シニア層のアルバイト調査」を基に、「男性シニア層(60代・70代)」と「女性シニア層(60代・70代)」にそれぞれ人気の職業を、表1にまとめました。 表1
※マイナビ キャリアリサーチLab「ミドルシニア・シニア層のアルバイト調査」を基に筆者作成 シニア層のアルバイト探しでは、「年齢に関係なく活躍できること」や、「自宅から近いこと」「シフトの融通がきくこと」などを重視している人が多いことが分かっています。
人気の職業の仕事内容と平均年収は?
上記でご紹介した人気の職業について、仕事内容と平均年収を確認しておきましょう。 表2
※厚生労働省「職業提供情報サイトjobtag」を基に筆者作成
自分に合った職業を探すことが大切
定年後も働いている人の割合は年々増加しており、特に男性は、60代後半でも半数以上が仕事をしていることが分かっています。 60代・70代のシニア層に人気の職業には「軽作業」や「オフィスワーク」「マンション・ビル管理」「医療・介護・福祉」などがあるため、それぞれの仕事内容や平均年収を確認しておくとよいでしょう。 今からでも挑戦できる、自分に合った職業を見つけてください。 出典 内閣府 高齢社会白書(令和5年版)第1章高齢化の状況 第2節高齢期の暮らしの動向 1 就業・所得 (6)就業状況 株式会社マイナビ キャリアリサーチLab ミドルシニア・シニア層のアルバイト調査(2022年) 厚生労働省 職業提供情報サイトjobtag こん包作業員 一般事務 マンション管理員 医療ソーシャルワーカー 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部